(中央社 黄韻如 ブエノスアイレス11日専電)間もなく39歳になるアルゼンチンのサッカー界の巨星リオネル・メッシが、キャリア6度目のワールドカップに挑む。9日に行われたアイスランドとの親善試合後、メッシとアイスランドの若手選手との間で交わされた会話がアルゼンチンメディアの注目を集めた。その選手は、メッシのバルセロナ時代の元チームメイト、エイドゥル・グジョンセンの息子だったからだ。

アルゼンチンは9日の親善試合でアイスランドを3-0で破った。スウェーデンのマルメFFに所属するアイスランド代表のダニエル・グジョンセンは、試合後自らメッシに近づき、言葉を交わした。アルゼンチンメディアの報道によると、ダニエルはまずメッシに「私が誰か覚えていますか?」と尋ねたという。メッシは試合後、笑顔で「最初は彼だと気づかなかった」と明かした。

メッシは「彼は、自分がグジョンセンの息子だと教えてくれた。練習場で父親と一緒に来ているのを見たのを覚えているが、それはもう何年も前のことで、本当に驚いた」と語った。

この会話が注目を集めたのは、ダニエルの父親がメッシのキャリア初期における重要なチームメイトだったからだ。エイドゥル・グジョンセンは2006年から2010年までバルセロナでプレーし、メッシと4シーズンにわたって共闘。その間、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、UEFAチャンピオンズリーグなど数多くのタイトルを獲得した。

2人はバルセロナが「6冠」を達成した時期のチームメイトでもある。2009年、バルセロナはリーガ、国王杯、チャンピオンズリーグなど年間6つのタイトルを制覇し、サッカー史に残る偉業を成し遂げた。

現在、かつて父親と共に練習場に現れていた少年は、アイスランド代表の一員となり、アルゼンチンとの親善試合で途中出場を果たした。元チームメイトの息子が、今やピッチ上の対戦相手となった。この偶然の出来事に、アルゼンチンメディアの多くは、サッカーの世代交代を象徴する縮図だと評している。

現在38歳のメッシは、6月24日に39歳の誕生日を迎える。今大会に出場すれば、彼にとって6度目のワールドカップとなり、20年に及ぶ代表キャリアに新たな1ページを刻むことになる。

メッシは2006年ドイツ大会でワールドカップデビューを果たし、2014年には決勝進出に導き、2022年カタール大会では優勝トロフィーを掲げた。彼は、複数の世代にわたって活躍する数少ない選手の一人となっている。多くの若手選手にとって、メッシはかつてテレビの向こう側にいるアイドルだった。今、彼らは対戦相手やチームメイトとして、メッシと同じピッチに立っている。(編集:陳慧萍)1150611

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