中央通信社(中央社)記者 張榮祥 台南11日電 65歳の張姓女性は幼少期から鼓膜が破れており、長年にわたり耳から繰り返し分泌物と異臭が生じ、片側の聴力が徐々に低下した。受診の結果、慢性中耳炎と診断され、耳内視鏡手術を受けて症状が改善した。

衛生福利部台南病院の耳鼻咽喉科医師、黄奕婷氏は11日、張女性が慢性中耳炎を患い、日常生活に支障をきたしていたが、耳内視鏡による鼓室形成手術を受けた後、回復は良好で、炎症や排膿はなくなり、聴力も安定して維持されていると述べた。

黄氏は、慢性中耳炎は中耳腔の炎症が3ヶ月以上続く状態で、しばしば鼓膜穿孔を伴い、耳だれと難聴が一般的な症状だと説明した。化膿性中耳炎の患者は、風邪、免疫力低下、または耳に水が入った際に急性炎症と排膿を誘発しやすく、長期の炎症は耳小骨の損傷や癒着を引き起こし、音の伝導に影響を与える可能性がある。重症の場合は内耳に波及し、慢性のめまいや感音性難聴を引き起こすこともある。

黄氏は、別のタイプの慢性中耳炎として真珠腫(コレステアトーマ)を挙げた。これは耳管機能不全に関連することが多く、鼓膜の陥没を引き起こし、上皮組織が蓄積して病変を形成する。真珠腫は徐々に耳小骨や周囲の側頭骨構造を侵食し、難聴を引き起こし、重症の場合は顔面神経麻痺、めまい、頭蓋内感染などの合併症を引き起こす可能性がある。

黄氏は、化膿性中耳炎の初期段階では、抗生物質の点耳薬や局所治療による保存的治療が可能であると述べた。薬物療法の効果が不十分な場合や真珠腫を合併している場合は、病変の除去、耳小骨の再建、鼓膜の修復のための手術治療が推奨され、聴力のさらなる悪化や合併症を防ぐ。

黄氏は、従来の手術は耳後部の切開で行われ、剃髪が必要で、創傷は5センチメートル以上に及び、術後は頭部の包帯が必要で、入院と回復に長い時間を要すると説明した。近年、耳内視鏡手術が普及しており、創傷が小さく、手術時間が短く、回復が早いという利点があるが、この手術には限界があり、乳様突起にまで及ぶ真珠腫や、外耳道が過度に狭い患者には適さない。(編集:張雅浄)1150611

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  • 出典:中央社 CNA
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