中央社報道(記者:高華謙、台北11日電)内政部国土署は本日、一部の県市において同一住所から異常に多数の家賃補助申請が寄せられている事実を確認したと発表した。書類の偽造、身分の詐称、または実際の賃貸事実と異なる申請など不正が認められた場合、すべて司法および警察機関に移送され、補助資格は法に基づき取り消され、受け取った補助金の全額返還が強制される。

国土署はプレスリリースを通じて、2026年度「3000億円規模の拡大家賃補助」プロジェクトへの申請戸数が5月末時点で100万戸を超え、85万4000戸以上が補助対象に認定されたと明らかにした。この政策は家賃負担の軽減に大きく貢献しており、利用者の70%が満足していると回答している。

国土署によると、分室・分貸しといった居住形態は賃貸市場で一般的であるため、2023年度から家賃補助の申請資格を緩和し、同一賃貸契約に2人以上の契約者がいる場合、それぞれが個別に補助を申請できるようになっている。これにより、賃貸生活者への支援がより実効的になっている。

しかし、少数の悪質な申請者が賃貸契約書を偽造して補助金を不正受給したり、同一住所に複数人が申請したり、家族の名義を不正に使用する事例が確認されている。また、大家が複数の名義人を使って補助金を詐取するケースも発生している。国土署と地方政府は、継続的な監査体制を構築し、司法・警察機関と連携して不正行為を厳正に取り締まる。不正が発覚した場合は、補助資格の即時取消しと全額返還を命じ、一切の寛容を許さない方針である。

2024年度より、住居の安全性を確保する観点から、屋上増設や未登記建物への居住は家賃補助の対象外となる。既に対象となっていた世帯には1年の猶予期間が設けられ、2024年12月31日まで補助を受けられる。国土署は該当世帯に対しSMSで通知を行い、家賃補助専用ウェブサイトで「包租代管」制度の情報を提供している。

また、国土署は厚生労働省社会福祉局と連携し、約400世帯の脆弱な家庭に対し、ソーシャルワーカーが連絡を取っている。そのうち約80世帯が引っ越しを希望しており、賃貸サービス事業者を通じて訪問を行い、適切な合法物件を紹介している。弱者支援の一環として、猶予期間内に安全な住居へ移行できるよう支援を進めている。残る弱勢家庭についても、厚生労働省および地方政府の社会局と協力し、適切な住居の確保を継続的に支援していく。(編集:楊蘭軒)1150611

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  • 出典:中央社 CNA
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