中央社報道
(中央社記者 管瑞平 苗栗県11日電)中国国民党所属の苗栗県議会議員・黄芳椿氏は本日、警察官が実際に荔枝を食べて酒気帯び検知で反応が出たとし、法執行上の論争を招く可能性があると指摘した。これに対し、苗栗県警察局長の李忠萍氏は、運転者が発酵性食品を摂取した直後は、まず水を飲んだりうがいをすることで検査の正確性を確保できると説明した。
黄芳椿氏は苗栗県議会での質疑応答の場で、警察官が2個の荔枝を食べた直後に酒気帯び検知を行った映像を公開した。その結果、検知値が基準値に近づくほど反応を示した。黄氏は、このテストが事実であれば、悪意ある運転者が「荔枝を食べた」という理由で酒気帯び検査を拒否するなど、法執行の混乱を招く恐れがあると警告した。
これに対し、李忠萍局長は回答の中で、警察本部の交通課でも同様のテストを実施しており、確かにドリアン、荔枝、発酵パンなどを摂取直後に検査すると、微量のアルコール反応が見られると認めた。しかし、これらのアルコールは体内で急速に分解されるため、実際の影響は非常に短時間であると強調した。
李局長はさらに、内務部警政署が定める酒気帯び検知の標準作業手順(SOP)に従っており、運転者が発酵性の食品を摂取した場合は、警察官がまず当該者に水を飲ませ、うがいをさせた上で15分間待機した後に再検査を行うと説明した。特に荔枝を食べた場合、水を飲んでから検査すれば、ほとんどアルコール反応は残らないという。
苗栗県衛生局の楊文志局長は中央社に対し、成熟した荔枝は「無酸素発酵」によりアルコールと二酸化炭素に変化する可能性があると説明した。しかし、単に果物として摂取した場合、胃で吸収されるアルコールの量は極めて微量であり、呼気検査で反応が出ても、血液中にアルコールが含まれているとは限らないと指摘した。(編集:李明宗)1150611
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:酒気帯び検知器 / 交通取締システム