(中央社記者 趙靜瑜 台北10日電)国立台湾交響楽団(國台交)は若手指揮者の育成のため、アメリカの指揮者デイヴィッド・ジンマン(David Zinman)を招き、オンライン指揮マスタークラスを開催する。國台交のデジタルコンサートホールの設備を通じてリアルタイムで接続し、台湾の指揮を学ぶ学生3名を指導する。

間もなく90歳となるデイヴィッド・ジンマンはアメリカの著名な指揮者であり、数多くのグラミー賞を受賞。ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団やチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団などの音楽監督を歴任した。また、音楽教育にも力を注ぎ、アメリカのアスペン音楽祭やチューリッヒなどで指揮マスタークラスを開催し、國台交首席客演指揮者の水藍や、アメリカで活躍する指揮者の陳美安など、多くの優秀な若手指揮者を育成してきた。

水藍は、ジンマンは既に90歳近くで、近年は健康上の理由から指揮台に立っていないが、音楽的思考は依然として明晰で鋭く、作品に対する見解は成熟していると述べ、「私は國台交にオンラインでのマスタークラス開催を提案しました。ジンマンの生涯の音楽的知恵を、台湾の若い音楽家たちと共有してほしいと考えたからです」と語った。

今回のマスタークラスは、ジンマンにとって初めてのオンライン形式での指導となる。18歳から35歳までの台湾の若手指揮者からの応募の中から、ジンマン自身が3名を選出した。選ばれたのは、現在ベルリン芸術大学に在籍する廖尚璟、師範大学音楽学部博士課程に在籍する廖武俊、そして台北教育大学音楽学部修士課程を修了した蔡明叡である。

國台交の団長である歐陽慧剛は、今回のマスタークラスはデジタル技術の面で非常に高い課題があると述べ、高品質な音声と映像の伝送を確保するだけでなく、音声の再生、信号の遅延、視聴覚の同期などの問題を克服する必要があると指摘した。國台交は専門チームと高規格の収音設備、映像音響システムを組み合わせ、低遅延で高音質の接続技術を導入してテストと調整を行い、現場に近い教育環境の構築を目指す。

國台交が発表したニュース資料によると、國台交は6月16日から18日までの3回のセッションを無料で傍聴できるようにする。本日より傍聴のオンライン申し込みを受け付けており、詳細は國台交の公式ウェブサイト(https://reurl.cc/xWVq9b)で確認できる。(編集:黄名璽)1150610

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  • 出典:中央社 CNA
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