(ソウル9日総合外電)中国の習近平国家主席は7年ぶりに平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩指導者と会談した。双方は共に友好的な姿勢を示したが、アナリストは、両国の官製メディアによる習・金会談に関する報道から、双方の全く異なる優先事項がうかがえると指摘している。
新華社は昨日、習近平が会談で、両国関係の発展に関して4つの意見を提出したと報じた。その中には、双方が外交、法執行、軍隊などの交流を強化すること、経済貿易、農業、建築、科学技術、医療衛生などの実務協力を拡大すること、国境検問所の全面的な再開、民間航空便および国際旅客列車の運行再開を機に、人的往来を拡大することが含まれている。
朝鮮中央通信は本日、これが習近平にとって7年ぶりの、中国が唯一正式に条約を結んでいる同盟国への訪問であると報じた。習近平は金正恩に対し、今回の訪問の目的は両国関係の進展を推進することにあると述べ、双方は高官の相互訪問を通じて、より緊密な戦略的コミュニケーションに努めることで合意した。
韓国の慶南大学の北朝鮮問題専門家、林乙哲(イム・ウルチュル)氏は、平壌が政権の尊厳と隣国との「特別な関係」を強調しているのに対し、北京は実務的な国家間関係とその国際秩序に対するイニシアチブを強調していると指摘した。
朝鮮中央通信の報道ではさらに、金正恩が習近平に対し、国際情勢がどのように変化しようとも、北京が主張する「一つの中国の原則」を全力で支持すると伝えたと述べられている。
韓国統一研究院の洪珉(ホン・ミン)上級研究員は、「北朝鮮は、自らが従属的、依存的、または受益者側に見える可能性のある要素を排除し、両国関係を対等な関係として書き換えた」と述べた。
洪氏はさらに、「それは反米や台湾関連のメッセージなど、団結のシグナルを増幅させる一方で、依存や従属のシグナルを消し去った」と指摘した。
新華社は昨日、習近平が北京は共通の利益を守るという約束を決して揺るがさないと誓ったと報じた。しかし、北朝鮮のメディアは、平壌の核兵器計画や米国との関係が会談で話し合われたかについては言及していない。
シンガポール国立大学の政治学教授、荘嘉穎氏は、これらの内容に言及しなかったことは、北京が今回の訪問を両国の二国間関係の範囲内に限定したいと考えていることを示していると指摘した。(翻訳:劉淑琴)1150609
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- 出典:中央社 CNA
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