レバノン保健省は、イスラエルが9日、レバノン南部の歴史的な港町ティルスを空爆し、少なくとも8人が死亡したと発表した。イスラエル軍は攻撃に先立ち、初めて市全体に避難命令を出した。

ロイター通信によると、レバノン保健省と国営メディアは、ティルス市東側への空爆で死傷者が出たと発表した。これは、2024年3月2日にイスラエルとレバノンの武装組織ヒズボラの間で戦争が勃発して以来、ティルス市が受けた最も致命的なイスラエル軍の爆撃の一つである。

空爆後の現場映像には、瓦礫で覆われた通り、煙が立ち込める路地、損傷した建物の近くで作業するクレーン車が映っていた。ロイターは映像の場所が攻撃を受けた地区であることを確認した。

レバノン保健省は、救助隊員が空爆現場のがれきの下で生存者の捜索を続けていると述べた。

イスラエル軍は9日午前、オンライン上でティルス市全体、北西部のキリスト教徒地区を含む避難命令を出した。この地区はこれまで避難対象に含まれておらず、市内の他の地域からの避難民が多く避難していた。

レバノン国営メディアは、9日に住民がティルス市から避難し、民間防衛隊が残った高齢者を臨時避難所に移送していると報じた。

国境なき医師団(MSF)は声明で、空爆前にイスラエルが出した避難警告について、「強制退去の手法」に深い憂慮を表明した。

MSFは、これにより「人々が安全でない混乱した状況下での移動を強いられ、より深刻な被害にさらされている」と述べた。

またMSFは、同日、近隣の数カ所の病院での医療活動と移動診療所のサービスを停止したと発表した。

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  • 出典:中央社 CNA
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