(中央社香港9日綜合外電報導)投資家が再び人工知能(AI)関連株に殺到し、中東の緊張緩和が市場心理を改善、原油価格を押し下げたことから、アジア株式市場は本日、前営業日の売り圧力から反発し、総じて上昇して取引を終えた。

AFP通信によると、米国の5月の雇用統計は市場予想の2倍以上に達し、経済の底堅さを示したが、同時にインフレ圧力が根強い中で米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを強化する可能性を高めた。

これに先立ち、米半導体大手ブロードコム(Broadcom)が失望的な収益見通しを発表したことで、AI産業の将来性に対する懸念が生じていた。今年に入り、AIブームは株式市場を押し上げ、何度も最高値を更新させてきた。

これらの悪材料の影響で、先週金曜日に米国のハイテク株が急落し、月曜日のアジア市場も同様の下落に見舞われ、特にソウル市場の韓国総合株価指数(KOSPI)は8%を超える大幅な下落となった。

しかし、中東の緊張緩和のニュースが投資家の信頼感を回復させた。イランとイスラエルは月曜日、双方が敵対行為を停止したと発表した。両国は先に互いに攻撃を仕掛け、中東での戦争再発への懸念を引き起こしていた。

さらに、米国のトランプ大統領は本日、交渉担当者が和平合意に向けた「最終段階」に入ったと述べ、市場の楽観的なムードをさらに高めた。

昨日の米国株の上昇に牽引され、本日のアジア株は力強い動きを見せ、総じて上昇して取引を終えた。米国株は月曜日に反発し、ナスダック総合指数とS&P500種指数はともに上昇した。原油価格は昨日の早朝に一時5%以上急騰した後、上昇分を失い、本日は下落に転じている。

本日のアジア市場では、ソウル市場が8%以上の上昇で強くリードし、台北市場は2.8%上昇、東京市場も2%以上上昇した。シンガポール、上海、マニラ、バンコク、ウェリントンの各市場も上昇したが、香港市場は下落、シドニー市場は小幅に下落した。(編集:陳正健)1150609

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