(中央社 記者 謝君臨 台北8日電)芸能人NONO(陳宣裕)が2人の女性に対する強制性交と強制猥褻で告訴された事件で、士林地方法院は罪証不十分として無罪判決を言い渡した。士林地檢署の検察官は判決書を受け取った後、本日(8日)、刑事訴訟法の規定に基づき上訴を声明し、後日改めて上訴理由を提出する方針。
士檢の起訴状によると、NONOは民国100年から102年の間のある夜、台北市内の高級会員制クラブでのマッサージ中に、181cmの身長と体格を活かして女性を強制的に押さえつけ、強制性交に及んだとされる。
また、民国100年には、Facebookで別の女性が投稿した動画に「いいね」を押し、メッセージで会う約束を取り付けた。同年12月のある午後、NONOは車で台北市内の女性を乗せ、車内で女性の体を押さえつけ、舌を入れてキスをし、手で胸を揉むなどの強制猥褻行為を行ったとされる。
士檢はNONOが刑法の強制性交罪と強制猥褻罪を犯したと認定し、昨年8月に起訴した。検察官はNONOが一貫して否認し、反省の態度が見られないとして、法院に厳重な量刑を求めた。
士林地方法院は審理の結果、罪証不十分として5月に無罪判決を言い渡した。判決文では「疑わしきは罰せずの原則に従い、確固たる証拠がなければ有罪とすることはできない」と述べられている。
この判決に対し、士檢の検察官は判決書を受け取った後、本日刑事訴訟法の規定に基づき上訴を声明し、後日改めて上訴理由を提出する方針。
刑事訴訟法第361条第3項では、上訴状に理由が記載されていない場合、上訴期間満了後20日以内に理由書を原審法院に提出しなければならないと規定されている。
なお、NONOは別の6人の女性に対する7件の性犯罪でも起訴されており、一審で1件の強制性交未遂罪のみが認められ懲役2年6月の判決が下され、その他は無罪となった。この判決は二審の台湾高等法院で今年4月に棄却され、懲役2年6月が確定している。高檢署は上訴しない方針を示しており、早期の判決確定を目指している。しかし、NONOは無罪を主張して上訴している。(編集:林恕暉)1150608
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース