(中央社記者 李先鳳 花蓮県9日電)花蓮県のマタイアン渓流で8日午後、鄧姓の工事現場主任が運転するジープが増水した川に流され、行方不明となった。夜になり、消防に下流で助けを求める声が聞こえるとの通報が入り、ドローン搭載のサーモグラフィカメラで位置を特定した。川岸の砂州がぬかるんでいたため、捜索活動は一時難航したが、危険を冒して渡渉し、鄧姓男性を救助した。

林業及び自然保育署花蓮分署はマタイアン渓流で防砂工事を行っていたが、大雨特別警報の影響で工事は数日前から中断しており、重機も高台に移動させていた。しかし、業者は継続的な降雨によりさらに大規模な洪水が発生する可能性を考慮し、8日午後、鄧姓工事現場主任が2名のショベルカー運転手と共に、重機をさらに高所へ移動させるために現場に向かった。

その過程で、鄧姓工事現場主任が運転するジープが増水した川に流され、行方不明となった。捜索隊は困難を乗り越えて川を渡り、車内を確認したが、車内に人はいなかった。

花蓮県消防局第二大隊は8日午後、通報を受けて直ちに人員を集めて救助に向かった。同日午後9時21分には、マタイアン渓流下流のアタオモ地区付近で助けを求める声が聞こえるとの通報が住民からあり、直ちに現場に急行した。

第二大隊光復消防分隊長の葛偉治氏は、ドローン搭載のサーモグラフィカメラで捜索したところ、人の映像を発見し、座標を特定した。救助を待つ人が川岸の砂州のぬかるんだ地域にいたため、捜索活動は一時難航したが、警察、消防、義勇消防、民間の協力者が協力し、危険を冒して川を渡り、救助を待つ人への接触に成功した。

葛偉治氏は、当時、負傷者は意識は清明だったが、体が衰弱していた。消防隊員はボート、ロープ、そして人員の優位性を活かし、9日早朝4時39分に無事に救助し、直ちに鄧姓男性を花蓮慈済病院に搬送して治療を行った。(編集:蔡佳敏)1150609

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