(中央社記者 廖漢原 ニューヨーク7日専電)国民党主席の鄭麗文氏は7日、ニューヨーク・マンハッタンのチャイナタウンにある中華公所を訪問し、華僑団体の代表らと会談した。鄭氏は、世界で戦火が絶えず、人々が不安に苛まれる中、華人が重要な力と役割を果たすべきだと述べた。また、今年4月の中国訪問で、10年間中断していた国共プラットフォームを再構築し、鄭・習会談で台湾海峡の平和と安定への希望を改めて表明したと説明した。

鄭氏は中華公所での演説で、これは台湾の大多数の人々の期待と意思だけでなく、北京の中国大陸の同胞も両岸が平和で安定した新時代を切り開くことを望んでおり、中華民族が互いに殺し合うことを誰も望んでいないと強調した。

鄭氏は、鄭・習会談の後、時代の流れを変える可能性のある米中首脳会談(トランプ・習会談)の機運が見え始め、米中の長期的な敵対関係が変化し始めていると指摘。相互理解、善意の表明、信頼構築、友情の深化を通じて、米中は対立する必要はなく、協力して人類文明の新たな高みを切り開くべきだと述べた。

鄭氏と訪問団は夜、フラッシングで開かれた華僑団体の晩餐会に出席し、支持者から声援を受けた。鄭氏は30年以上前、米国留学中に夫とほぼ毎週フラッシングを訪れていたと述べ、中華民国憲法への回帰を呼びかけた。この憲法は「民有、民治、民享」を保障し、台湾に民主、自由、法治、均富社会を築いたものであり、「一中憲法」であると説明。この憲法の基礎の上に「九二共識」が成り立ち、両岸は一つの中国に属し、共通のコンセンサスと基盤を模索できると述べた。

鄭氏は、歴史の長い流れが生み出した両岸の異なる生活様式、社会制度、大きな隔たりを前に、殺戮と敵対を止め、両岸の氷解、交流、対話を始めることができると指摘した。

鄭氏は6月初めに訪米を開始し、既にサンフランシスコとボストンを訪問。ニューヨークでは引き続きビジネス関係者、シンクタンク、学界関係者との座談会を行い、8日にはアジア協会で公開講演を行う予定。同協会政策研究所の学者で元国務省アジア太平洋担当次官補のダニエル・ラッセル氏と、同協会米中関係センター所長のオーヴィル・シェル氏がパネリストを務める。(編集:韋樞)1150608

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