(中央社記者 黃麗芸、楊淑閔 台北8日電)毒駕(薬物運転)事件が頻発する中、台北市議員の徐弘庭氏は8日、予防的勾留の成功率が低いとして、尿検査の速度とプロセスの改善を提案した。台北市長の蔣萬安氏は、他国の迅速な検査方法を参考に評価すると述べた。
台北市議会で午後に行われた市政総質疑で、国民党の徐弘庭議員は、毒駕事件が相次いでいることに触れ、彰化県で毒駕の男が派出所長に車を衝突させ両足骨折の重傷を負わせた事件を例示。しかし、彰化地裁が勾留請求を却下したことに対し、この判断が妥当か疑問を呈した。
蔣萬安市長は、台北市は刑罰の強化を全面的に支持しており、地方の検査能力を高めるため、警察局が緊急に5000剤の簡易検査キットを購入したと説明。源流での対策と厳罰化を進めると述べた。予防的勾留については、実務上多くの必要性を考慮する必要があり、将来的に法改正で明確な基準ができれば、より実効性が高まるとの見解を示した。
台北市警察局長の林炎田氏は、検察が警察の意見を採用し、4件の勾留請求がすべて裁判所に認められたと説明。検察はほぼ100%警察の措置を支持していると述べた。
徐弘庭議員は、簡易検査キットで陽性反応が出ても勾留できない理由として、簡易検査はあくまで初期判断であり、本格的な検査が重要だと指摘。尿検査に1~1.5ヶ月かかるようでは予防的勾留の意味がないと批判した。また、尿検査の迅速処理には十数万元(約50万円)のコストがかかり、社会的コストが大きいと述べた。
さらに、台北市は今年第1四半期に既に検査予算の3割以上を使用しており、年末までに予算が不足する見込みだと指摘。台北市が独自に検査センターを設立するか、中央に迅速検査センターの設置を求めるべきだとし、検査プロセスと速度の改善を訴えた。
林炎田局長は、来年度の尿検査関連予算として2600万元(約1億2000万円)を計上していると述べ、全国的に同様の予算問題が発生する可能性があると指摘した。
蔣萬安市長は、警察局に評価を指示し、他国の迅速な検査方法を参考にするよう求めた。関連する調達コストは現行より高くなるが、迅速化が予防的勾留の目的達成につながるのであれば、検討に値すると述べた。(編集:蕭博文)1150608
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