(中央社マニラ8日総合外電)フィリピン南部ミンダナオ島沖で8日、マグニチュード7.8の強い地震が発生し、これまでに少なくとも32人が死亡、200人以上が負傷しました。負傷者の多くは建物の倒壊によるものです。また、この地震により沿岸部では約1メートルの津波が観測されました。
AP通信によると、サントス将軍市では一部の建物が倒壊し、重要なインフラも損傷を受けました。また、少なくとも1つの沿岸村で津波による被害が報告されています。インドネシア、パラオ、さらには遠く日本の南部でも小規模な津波が観測されました。
この地震により、フィリピン南部のサランガニ州では山崩れが発生し、13人の村民が死亡しました。
同州の防災担当官レネ・プンサラン氏はDZBBラジオに対し、山崩れが山間部のグラン町で住宅を押し流したと語りました。サランガニ州では他に4人の村民が原因不明で死亡しています。
フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)の所長テレシト・バコルコル氏は「これは大きな地震です」と述べ、余震により建物が倒壊する可能性があるため、損傷した建物や家屋に戻る前に専門家の助言を求めるよう呼びかけました。
地震が発生した午前7時37分、被災地であるサントス将軍市にいた民防処の地域責任者ロッド・ソスメニャ氏はAP通信に「私たちのピックアップトラックが突然揺れ始め、タイヤがパンクしたのかと思いました。非常に激しく揺れ、皆が家から飛び出して通りに逃げました」と語りました。
別の地域防災担当官エドナー・ダヤンギラン氏はAP通信に対し、南部の港湾都市ダバオにある自宅を出ようとしたところ、地震で「ほとんど立っていられず、バランスを保つことができませんでした」と語りました。
サントス将軍市は人口70万人以上の港湾都市で、マグロ輸出産業やその他の商業の地域ハブとなっています。
今回の地震はフィリピンで今年最も強い地震で、震源地はミンダナオ島沖です。バコルコル氏によると、震源の深さは33キロメートルで、震源地はサランガニ州マアシム町の南西約32キロメートルです。(編集:楊昭彦)1150608
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース
- 関連組織:フィリピン火山地震研究所 (Phivolcs)