(中央社記者 林行健 マニラ8日特電)フィリピン南部ミンダナオ島で8日午前、マグニチュード7.0の強い地震が発生し、深刻な被害が出ている。複数の現地台湾人実業家が中央社に対し、激しい揺れを感じたと語った。一部の地域では建物が倒壊したが、幸いなことに現時点までに台湾人の死傷者は報告されていない。
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)の報告によると、地震は午前7時37分に発生し、震源地はサランガニ州の西約24キロ、深さ35キロ。ヘネラル・サントス市では最大震度7を観測した。
約1時間後、付近の海域でマグニチュード6.7の余震が発生した。
ミンダナオ島台湾商工会の何見意会長は地震後、中央社の取材に対し、「地震の揺れは非常に激しく、目が回るようだった」と語り、家の中の家具が明らかに移動し、水を満たした容器から水が溢れ出たと述べた。
現在、約30人の台湾人がミンダナオ島に居住しているが、何会長は台湾人の死傷者の情報は入っていないと述べた。
何会長はミンダナオ島最大の都市ダバオ市に居住しており、ヘネラル・サントス市から約140キロ離れている。震源地からかなり離れているものの、ダバオ市でも建物の倒壊があったと述べた。また、付近の山間部は通信状態が悪く、現状の把握が難しく、今後数日でさらに被害報告が寄せられる可能性があると語った。
「多くの家は住民が自分で建てたもので、構造が必ずしも基準を満たしていない。本当の被害状況は明日以降にならないと分からないだろう」と述べた。
震度が最も強かったヘネラル・サントス市では、水産加工業に10年以上従事するホウ姓の台湾人実業家が、「揺れは非常に激しく、1分以上続いた。かなりの数の建物が倒壊した」と語った。
ホウ姓実業家によると、一部の地域では現在も停電が続いており、地方政府は既に休業・休校を宣言した。
ダバオ市とヘネラル・サントス市の間にあるディゴス市では、少なくとも2人の台湾人実業家が水産養殖と飼料工場を経営している。
養殖業を営むフィリピン台湾人総商会の林登峰輔導総会長は中央社に対し、地震後、海面のうねりが明らかに強まり、一部の地域では波の高さが約3メートルに達し、海水が沿岸の道路を越えたと語った。
林氏は「海況が悪いため、従業員は一時的に養殖場の点検に出航できず、被害状況は確認できない。しかし、魚群が驚いて互いに衝突し傷つく可能性があり、多少の損失は避けられない」と述べた。
飼料工場と水産養殖場を経営する行政院政務顧問の梁乙元氏は、2019年にもミンダナオ島で強い地震が発生したが、自身の工場はその後に建設され、耐震設計を特に強化したため、今回の地震では全て無事で、養殖場も工場も正常に稼働していると述べた。
ミンダナオ島警察の初期被害報告によると、午前11時現在、死者3人、負傷者4人が確認され、学校2校、病院2施設、住宅2棟、商業ビル14棟が損壊し、24の村と地区で停電が発生している。
地方の災害対策機関は全面警戒態勢を敷いており、沿岸地域では予防的な避難が進められている。(編集:韋樞)1150608
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- 出典:中央社 CNA
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