(中央社東京8日総合外電報導)熊が栃木県宇都宮市の市街地に出没したとの目撃情報が相次いだことを受け、宇都宮市教育委員会は8日、市内94の市立小中学校すべてを臨時休校とすることを決定した。市は危険鳥獣対策本部を設置し、警察や猟友会と連携して警戒にあたっている。
共同通信が報じたところによると、宇都宮市教育委員会は「熊が市内の広い範囲を移動しており、児童の安全を最優先に考えた」と説明している。
宇都宮市と警察によると、6日午前6時30分頃、長岡町の山間部で体長約60cmの熊らしき動物を目撃したとの通報が住民からあった。同日夕方からは市街地での目撃情報が相次ぎ、8日午前4時30分頃にはJR宇都宮駅の南西約3kmの地点で熊の存在が確認された。
宇都宮の商店街「オリオン通り」の防犯カメラには、7日午前2時20分頃、熊が走って道路を横断する様子が映っていた。
商店街の公会事務局長、松田法子氏は「こんなことは初めてで、非常に驚いている。人や車の多い場所でのことだ。相次いで熊が出没していることから、対策を検討しているところだ」と述べた。
とちぎテレビ(GYT)によると、熊が出没したいくつかの場所は学校から遠くないという。
宇都宮市は、現時点で熊による人的被害の報告はないとしている。警察などは8日もパトロールを実施し、住民に注意を呼びかけている。(編集:楊惟敬)1150608
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