(中央社記者 王寶兒 台北8日電)ミイラの実物を展示する「エジプトミイラ」展が18日から史博館で開幕するのに先立ち、史博館は本日(8日)より「終章未完」展を開始した。華人伝統と台湾原住民族の生死観を核心に据え、台北霞海城隍廟の神尊も展示に鎮座している。

国立歴史博物館は本日、「終章未完:生死を超えた文化的観想」特別展の開幕式を開催した。館長の洪世佑氏は挨拶で、「終章未完」特別展はイタリア・フィレンツェ国立考古博物館と協力した「エジプトミイラ—永生伝説」国際展と呼応し、東西の対話を形成すると述べた。

洪氏は、東洋の輪廻観や十殿閻羅などの概念は、古代エジプトの審判やミイラによる永生の概念とは異なるが、死を終点ではなく生命の別の形態への転換と信じる点は共通していると説明した。2つの展覧会は同時に、観客を異なる宇宙観へと導き、人が死を見つめるとき、実は生命そのものを再理解しているのだと示す。

「終章未完」展は、中央研究院中国文哲研究所、国立政治大学華人文化元宇宙研究中心、屏東県来義鄉公所と共同で協力し、「循環、転化、倫理、祖霊」を主軸に4つの展示ユニットを計画。さらに「未来の世界への一言」インタラクティブスペースを設計し、各年齢層の観客がテクノロジーを介して死、記憶、感情の間の結びつきを再認識できるようにした。

展示品には、1956年に史博館に収蔵され、2011年に文化部により重要古物に指定された「無量寿仏大蔵画」が含まれる。道教テーマエリアでは、城隍爺の善悪審判の役割を具現化するため、史博館所蔵の台北霞海城隍廟版画が特別に展示され、台北霞海城隍廟は今回、城隍神尊を貸し出して参展した。

中研院文哲所の研究員、劉苑如氏は、今回の史博館との協力ではAI生成画像、インタラクティブゲーム、デジタル技術を組み合わせ、十王図と道場画の研究成果を親しみやすい公共知識に変換したと述べた。「小布の地府実習:十王図AI絵本」、「説岳遊冥:十王図デジタルAIゲーム体験」を通じて、伝統的な華人の生死、善悪、審判、罪責、福寿、死後世界などに対する想像を提示する。

「終章未完:生死を超えた文化的観想」特別展は、本日より史博館で9月20日まで開催される。(編集:李亨山)1150608

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