(中央社記者 潘姿羽 台北8日電)先週末の米国株安と台湾株先物の夜間取引が3006ポイント下落した影響を受け、8日の台湾では株と為替が急落した。台湾株式市場は一時2600ポイント以上下落し、新台湾ドルは対米ドルで1.6角以上下落し、31.6元台に落ち込んだ。

米国株の暴落で市場にパニックが広がり、アジア株は軒並み急落。日本、韓国の株式市場も大きく下落し、台湾株式市場も朝方から急落し、2600ポイント以上下落、一時42376ポイントまで下落した。

新台湾ドル為替相場は、台湾株の急落や海外資金の流出などの悪材料に加え、米国の非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が強まり、ドル指数が100の大台に乗せたこともアジア通貨の重しとなった。

新台湾ドルは31.51元で取引を開始した後、急落し31.6元を突破。朝方には31.64元まで下落し、1.6角以上の大幅安となった。

為替市場関係者によると、最近の新台湾ドルの動きは外資が主導しており、以前は海外マネーの流入で31.3元台まで上昇していたが、悪材料が重なり、台湾株が高値圏からの調整圧力に直面していることから、新台湾ドルも急落するのは予想通りだという。短期的には、本日の台湾株の下落幅や外資の反応、明日の市場心理の落ち着き具合が焦点となる。また、FRBの6月の金融政策決定会合で、インフレや経済情勢についてどのような姿勢が示されるかも、市場心理を左右するだろう。(編集:潘羿菁)1150608

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース