(中央社記者 郝雪卿 台中8日電)台中市の80代女性が先月初め、右目の周りに突然痒みと痛みを伴う水ぶくれが現れ、眼科を受診した。医師が異常を認め、帯状疱疹ウイルスが視神経を侵犯している可能性を疑い、直ちに神経内科との連携診療を行い、「疱疹性眼角炎」と確定診断した。
台中医院の神経内科医師・呉宇軒氏は記者会見で、疱疹性眼角炎は帯状疱疹ウイルス(通称「皮蛇」)が三叉神経の第一分枝を侵犯することで発症すると説明。ウイルスは普段神経節内に潜伏しているが、免疫力が低下すると神経に沿って皮膚表面に現れるという。
呉氏は、疱疹ウイルスが顔面に侵入すると、ウイルスが神経を伝って脳に達し脳炎を引き起こしたり、角膜や網膜を直接傷つけて視力障害を起こし、重症化すると永久的な失明に至る可能性があると警告。顔の目尻周辺や額、頬などに原因不明の痒みや痛みを伴う水ぶくれが現れた場合は特に注意が必要だと述べた。
帯状疱疹は50歳以上の高齢者や、長期間のストレス、不規則な生活、慢性疾患、免疫抑制剤の使用など抵抗力が弱い人に多く見られるが、近年は20~30代で頻繁に夜更かしをする若者にも増えているという。
治療については、抗ウイルス注射や経口薬でウイルスの侵入を抑え、鎮痛薬や局所軟膏で症状を緩和する。すでに目の周辺にまでウイルスが及んでいる場合は、角膜潰瘍を防ぐために眼科治療を併用する必要がある。
頭部や顔の片側、あるいは体に原因不明の刺痛や引きつるような痛みが現れ、その後集簇性の発疹や水ぶくれが生じた場合、呉氏は直ちに専門医の診断と治療を受けるよう勧めている。早期治療は病期を大幅に短縮できるだけでなく、視力障害や長期的な帯状疱疹後神経痛の発生率を低下させる。民間療法を信じたり、市販薬を自己判断で塗布したりせず、最適な治療時期を逃さないようにすべきだと強調した。(編集:李亨山)1150608
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- 出典:中央社 CNA
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