(中央社記者 楊淑閔、黄麗芸 台北8日電)台北市議員の耿葳氏は8日の市政総質詢で、先日起こった東區での看板落下による2人負傷事件について質問し、徹底的な調査を要求した。建築管理処は、昨年の調査で違反大型広告物300件以上を管理し、そのうち100件以上を撤去したと説明。蔣萬安市長は巡回メカニズムの見直しを約束した。

台北市忠孝東路四段付近で6日午後、電信業者の看板が落下し2人が負傷する事件が発生。建築管理処は、建築法に基づき業者に24万元の罰金を科すと発表した。

台北市議会で行われた市政総質詢で、国民党の耿葳議員は、事故現場が人通りの少ない地域ではないことから、通勤時間帯であれば重大な事件になり得たと指摘し、他にも同様の危険が潜んでいることを懸念した。

台北市建築管理処長の虞積学氏は、全市の広告物について12行政区の重要路段で委託業者による廃棄広告物の巡視点検を行っているが、目視検査には限界があり、安全性を確実に判断できるわけではないと述べた。

虞積学氏はまた、広告物落下の通報は年間平均1~2件程度だと説明。耿葳議員が「まだ多くの未報告事例があるのでは」と問うと、虞積学氏は「その通りだ」と認めた。さらに耿葳議員が10年15年20年と設置された大型広告看板の把握状況を尋ねたところ、虞積学氏は昨年一度調査し、違反大型広告物300件以上を管理し、そのうち100件以上を撤去・改善したと答えた。

耿葳議員は、長年設置された看板のネジが緩んでいる可能性を指摘し、事故が起きてからではなく、事前に特別プロジェクトとして管理するよう要求。人通りの多いエリアで潜在的な危険性のある大型看板の全面調査を求めた。

虞積学氏は、もともと重要道路や主要な駅周辺、重要商業地域を定期的に検査・管理する方針だったと答えた。

蔣萬安市長は、事件当日に関係局処に指示を出し、外壁の定期公安申告に加え、外付け看板についても現在の実施方法を検証し、改善を進め、全市的な点検を即刻実施すると述べた。老朽化や緩みが懸念される対象物については期限を定めて改善を求め、業者による自主管理も要求する。市政府は現在のメカニズムを見直すとしている。(編集:陳仁華)1150608

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  • 出典:中央社 CNA
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