(中央社フランクフルト8日総合外電)イラン戦争によるエネルギー価格の高騰がインフレを押し上げており、専門家は欧州中央銀行(ECB)が今週、0.25%の利上げを決定すると予想している。これはECBにとって2年半ぶりの利上げとなる。
ECBはこれまで、ユーロ圏の物価上昇率がおおむね管理可能な範囲内にあったことから、借入コストを据え置いてきた。しかし、状況は一変した。米国とイスラエルがイランに対して戦争を開始し、イランが報復としてホルムズ海峡を封鎖したことで、世界のエネルギー価格が高騰し、インフレをさらに押し上げている。
ユーロ圏21か国の5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇と加速し、ECBの目標である2%を上回った。
アナリストは、ECBの金融政策委員会が11日の会合で、基準となる預金金利を現在の2%から2.25%へ0.25%引き上げる可能性が高いとみている。
オランダ国際グループ(ING)のカルステン・ブゼスキ氏は「今回のECB会合で利上げを決定しないのであれば、むしろ驚きだ」と述べた。
米連邦準備制度理事会(FRB)やイングランド銀行(BOE)など主要中央銀行は、イラン戦争の影響を評価しているため、現時点では金利を据え置いている。
EUは先月、2026年のユーロ圏の経済成長率予測を従来の1.2%から0.9%に大幅に下方修正した。また、ユーロ圏の第1四半期の経済成長率は、速報値の0.1%からマイナス0.2%に下方修正された。(編集:紀錦玲)1150608
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- 出典:中央社 CNA
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