国際航空運送協会(IATA)は7日2026年の世界の航空業界予測を発表した。それによると、会員航空会社370社の旅客数は前年比2.4%増の51億人に達する見込み。2025年の旅客数は49億8000万人と推計されている。2023年には旅客数が40億人を突破していた。

しかし、この成長にもかかわらず、業界全体の純利益は2025年450億ドルから2026年には230億ドルへと半減する見通し。純利益率も4.2%から2.0%に低下する。IATAの試算では、旅客1人当たりの純利益は4.5ドルと、前年の半分になる。

IATAのウィリー・ウォルシュ理事長は声明で、「中東情勢に関連する混乱と燃油コストの上昇が、業界の見通しを悪化させている」と指摘。その上で、「この数字は業界の回復力を示しているが、ワールドカップの会場でホットドッグ一つ買えるかどうかの金額だ。他のコストや税金が上昇し始めれば、ほとんど余裕は残らない」と述べた。

記者から2020~21年のコロナ禍と中東戦争の影響を比較する質問を受けたウォルシュ理事長は、「私はこれを危機とは考えていない」と回答。「中東の影響を除けば、業界の基礎的な成長率は3.5%に達する」と説明した。

地域別では、中東地域の航空会社が2026年に赤字となる見込みであることも明らかにされた。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査
  • 製品・サービス:航空旅客輸送サービス