タイ警察は5日、カンボジアの国境都市ポイペトを拠点に、日本の被害者から数十億円を詐取した国際的な電話詐欺グループを主導した疑いで、38歳の日本人男性をバンコクで逮捕した。容疑者は佐々木裕介。日本警察は既に詐欺などの容疑で逮捕状を発行しており、6月末までに日本へ身柄を引き渡す予定。
タイ警察によると、佐々木容疑者はタイに長期滞在し、ポイペトの詐欺グループを背後から指揮・操作していた。グループは主にオンラインで警察官を装い、日本の被害者を騙していた。警察は、佐々木容疑者が現地の中国人グループと連携し、日本の警察官の制服のようなものを所持していたと補足した。
佐々木容疑者は過去2〜3年の間に、タイとカンボジアの他、マレーシア、中国、ベトナムを訪れていた。タイ滞在中は、多くの日本人が住むバンコクのトンロー地区で家族と共に暮らしていた。タイ警察は日本警察の情報に基づき、数週間にわたって行方を追跡していた。
愛知県警の調査によると、グループは警察官を装ったビデオ通話の際に、生成AIを使用して自分の顔を他人の顔にすり替えていた。拠点内には、この顔交換操作のための「AIブース」が特別に設置されていた。
近年、カンボジアでは中国組織が主導する詐欺拠点が多数出現しており、警察官を装う詐欺手法が特に横行している。ポイペトの拠点では、昨年5月に29人の日本人が電話詐欺への関与で拘留され、その後、愛知県警などで構成される合同捜査本部に逮捕されていた。
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- 出典:中央社 CNA
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