(中央社プラハ5日電)チェコ上院議長ミロシュ・ヴィストルチル氏は、今回の台湾訪問の重要な成果の一つとして、チェコと台湾の企業向け投資基金の規模拡大と、プラハと台北間の直行便増便を挙げた。さらに、チェコと中国の商業関係が平等で互恵的なものに基づいていれば、今回の訪台がチェコと中国の経済貿易関係に悪影響を及ぼすことはあり得ないと強調した。

ヴィストルチル氏は訪台を終え、本日チェコに帰国し、上院で記者会見を開き、メディアに今回の訪台の成果を報告した。

ヴィストルチル氏は、2020年の初訪台時に、台湾の頼清徳総統から台湾旗が印刷されたスーツケースを贈られたことを紹介。そのため今回は、チェコのズリーン企業が製造した、チェコと台湾の旗が印刷された黒い革製バックパックを返礼品として贈り、頼清徳氏をチェコに招待した。

ヴィストルチル氏は、故郷のテルチ市で頼清徳氏を迎えたいと述べたほか、立法院の韓国瑜院長にもチェコ訪問を招待した。

同氏は「台湾の人々から多大な支援を感じている。台湾政府との交流でも野党との交流でも、それを感じた。これは私たちが学ぶべき模範だと思う」と述べた。

ヴィストルチル氏によると、台湾は5000万ユーロの投資基金を追加し、台湾とチェコの双方向投資を促進する。また、両国企業は台北国際新創展Innovexで3件の協力覚書を締結した。チャイナエアラインの週3便のプラハ-台北直行便に加え、スターラックス航空が週4便の直行便を開始し、台湾とチェコ間の毎日直行便が実現する。

文化教育面では、カレル大学と台湾の2大学が2件の協力協定を締結した。今回の訪台でヴィストルチル氏は、国立政治大学に設置された「チェコ教室」の開所式にも出席し、チェコの元大統領ヴァーツラフ・ハヴェル氏を記念する関連行事も開催した。

ヴィストルチル氏の今回の訪台に際し、チェコ政府は専用機を提供しなかった。これは、アンドレイ・バビシュ首相が、この訪問が中国との経済貿易関係に影響を与えることを懸念したためで、ヴィストルチル氏は最終的に民間航空機で訪台した。

ヴィストルチル氏は、バビシュ首相の見解は異なるものの、チェコと中国の商業関係が平等と互恵に基づいて構築されていれば、今回の訪台がチェコと中国の経済貿易関係に悪影響を及ぼすことはあり得ないと強調した。

同氏は「バビシュ氏の発言は事実に反するか、あるいは彼は当初から、商業関係において我々は主として中国の意向に従うべきだと考えているかのどちらかだ。論理的に考えて、この2つの可能性しか導き出せない」と述べた。

ヴィストルチル氏は、チェコと台湾の将来の協力深化は、チェコ自身の努力にかかっていると指摘し、「チェコの行政部門にもぜひ参加してほしい」と述べた。(編集:陳承功)1150605

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  • 出典:中央社 CNA
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