(中央社台北5日電)宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は12日に新規株式公開(IPO)を開始する。ロイター通信が報じたところによると、SpaceXの公式ウェブサイトとIPO宣伝資料は、本日、香港と中国本土でアクセス不能となっている。この措置により、世界最大規模となる見込みのIPOへの地元投資家の参加が制限される可能性がある。
SpaceXは、今回のIPOで750億ドル(約2兆3600億台湾ドル)の資金調達を計画しており、これは世界最大のIPO規模となる。この取引により、SpaceXの評価額は1.75兆ドルに達し、米国時価総額トップ10の上場企業に躍り出ることになる。
ロイターの調査によると、中国本土と香港を除くアジアの主要市場の大半では、ユーザーがSpaceXのウェブサイトとIPO宣伝資料にアクセスできることが確認された。アクセスが制限された理由と時期は現時点では不明である。
ロイターの調査では、中国本土と香港のユーザーがSpaceXのウェブサイトとマーケティング資料にアクセスしようとすると、Error 1009のメッセージが表示されることが確認された。
記事は、ネットワークセキュリティサービスプロバイダーのCloudflareの見解として、このエラーの最も一般的な説明は、ウェブサイトの所有者が該当するIPアドレスが所在する国または地域からのアクセスを「禁止した」ことだと報じている。
香港資訊科技商會(香港IT協会)の名誉会長である方保僑氏は、このようなネットワーク遮断は通常、企業自身の判断によるものだと述べた。同氏は、近年香港のユーザーは一部の米国政府ウェブサイトにもアクセスできなくなっているが、大企業にとってこのような状況は極めて稀だと指摘した。
記事は、今年2月、2人の米国民主党上院議員が、中国の投資家が非上場企業であるSpaceXの株式を秘密裏に買収し、米国の国家安全保障上のリスクとなり得るという疑惑を受け、国防総省に対し直ちにSpaceXの審査を行うよう求めたことに言及している。
記事は、SpaceXおよび今回のIPOを支援するウォール街の5大投資銀行はいずれも、ロイターのコメント要請に即座に回答しなかったと報じている。(編集:楊昇儒 /陳妍君)1150605
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:事件
- 関連組織:Cloudflare