(中央社ブリュッセル5日総合外電)米国の駐EU大使アンドリュー・パズダー氏は5日、米国と中国が「人工知能(AI)戦争」を繰り広げる中、欧州は米国側に立つべきだと述べ、欧州連合(EU)が技術分野で米国との「切り離し」を図ろうとしていることに懸念を示した。
AFP通信によると、EUは今週、米国とアジアへの技術依存を減らす計画を発表した。この計画には、クラウドコンピューティングやAIなどの最も機密性の高い公共調達案件において、欧州企業を優先することが含まれている。
パズダー氏はベルギーの首都ブリュッセルで開催されたブリュッセル経済安全保障フォーラム(Economic Security Forum)でこの件について質問を受け、詳細はまだ検討していないとしつつも、全体的な方向性に懸念を抱いていると述べ、「欧州がこれらの技術問題で米国との切り離しを図ろうとしていることは、確かに私を心配させます」と語った。
パズダー氏は「我々は中国とAI戦争を戦っている。米国が勝利することは西洋文明にとって極めて重要だ」と指摘し、もし北京が勝利すれば、経済的威圧手段を用いて技術的優位性を行使する可能性があり、それは欧州にとって有害無益だと付け加えた。
同氏は「欧州が米国とパートナーシップを維持することは極めて重要だ」と強調した。
EUが提案する「技術主権」計画は、主要な技術分野における欧州の国内製造能力の強化に焦点を当てており、欧州が米国と中国に追いつくことを目指している。
欧州委員会(EC)は、非欧州企業が現在、EUのデジタル製品、サービス、インフラ、知的財産権の80%以上を供給していることから、これはEUの存亡に関わる問題だと述べている。
しかし、欧州はまだAIの巨人を生み出しておらず、長年にわたり高いエネルギーコストに悩まされている。パズダー氏は、欧州がAI競争で「自力で追いつく」には程遠いと警告し、「欧州は米国との協力を通じて追いつくことができる。これは我々が歓迎する状況だ」と述べた。(編集:洪啓原)1150605
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- 出典:中央社 CNA
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