3月度ネット詐欺リポート:新生活を狙う詐欺サイトが増加、auじぶん銀行を装うフィッシングに注意喚起

BBSS株式会社が発表した3月度のネット詐欺リポートによると、新生活シーズンを狙ったフィッシングサイトが増加傾向にある。東京電力やNTTドコモに加え、auじぶん銀行を装ったサイトが急増し、これまで見られなかった地方税ポータル(eLTAX)をかたる手口も新たに確認された。レポートでは、マネックス証券が詐称ブランドの首位であること、詐欺が季節やイベントに連動する傾向を指摘。被害防止のため、URLの安易なクリック回避、パスワードの非使い回し、セキュリティソフトの導入などを呼びかけている。
調査NQ 41/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月21日 00:00
  • 🔍 収集: 2026年5月20日 16:02
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月20日 22:47(収集から6時間44分後)
ネット詐欺リポートは、毎月調査・収集した詐欺サイトを分析し、傾向をまとめたものです。

■新生活を狙った詐欺サイトが増加傾向
3月は、新生活を狙ったフィッシングサイトが増える傾向があります。東京電力やNTTドコモなどの携帯キャリアを装ったサイトが確認されています。またこの時期は国税庁をかたるフィッシングサイトが増えるのが例年の傾向ですが、今年はこれまであまり見られなかった地方税ポータル(eLTAX)を装ったサイトも確認されています。4月から6月にかけて固定資産税などの支払い時期となるため、こうした需要を狙っている可能性があります。
また、世界的な野球大会に関連した違法視聴サイトも出現しています。本大会前の練習試合の違法配信サイトも確認されており、詐欺サイトは季節やイベントに合わせて作られる傾向があるため、注意が必要です。

■auじぶん銀行のフィッシングサイトが急増
3月時点の動向に加え、4月に入ってからも、auじぶん銀行を装ったフィッシングサイトが急増しています。SMSやメールを使い、「お客様番号」や「ログインパスワード」などの情報を盗む手口が確認されています。最近は、大手銀行だけでなく、地方銀行やネット銀行など、さまざまな金融機関を装ったフィッシングサイトが増えています。実際に3月には、名古屋銀行をかたるフィッシングも急増しました。今後もさまざまな銀行を狙ったフィッシングが増える可能性があります。

■フィッシングサイトブランドランキング
3月は、マネックス証券を装ったフィッシングサイトが最も多く確認されました。証券会社を狙ったフィッシング全体は減少傾向にありますが、マネックス証券に関しては高い水準が続いており、引き続き注意が必要です。また、8位には名古屋銀行を装ったフィッシングサイトが新たに確認されました。最近は大手銀行だけでなく、地方銀行も狙われる傾向が見られます。

■フィッシングサイトカテゴリ別構成比
3月度は、マネックス証券のフィッシングサイトの増加に伴い、株・証券系の構成比が上昇しています。またクレジット系のフィッシングは毎月数多く報告されており注意が必要です。

■フィッシング詐欺被害防止のポイント
・メールやSMSで案内されたURLが正規のものか確認する:メッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録したブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスしましょう。
・個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する:クレジットカード会社などがメール・SMSで個人情報を問い合わせることはないため、情報入力を求めるページへの誘導には細心の注意が必要です。
・ログインID・パスワードの使い回しを控える:複数サービスで同じID・パスワードを使い回すと、一つの詐取で他のサービスも不正利用される危険性が高まります。サービスごとに変更し管理しましょう。
・セキュリティソフトやネット詐欺対策ソフトを導入する:犯罪者の手口は日々巧妙化しており、対策ソフトは不審なサイトへのアクセス時に注意喚起してくれます。

■詐欺サイトを無料で診断「詐欺サイトチェッカー」
不審なサイトの安全性を確認したい場合、無料の「詐欺サイトチェッカー」(https://checker.miyabull.jp/)が利用できます。ネット詐欺対策ソフト「みやブル」や官公庁から収集したブラックリスト情報を基に判定します。

■森 達哉教授のコメント
3月度で特に注目すべきは、地方税ポータル(eLTAX)を装うフィッシングサイトの新規出現です。これは国税庁を装う攻撃が確定申告後に減少した動きと関連が見られ、納税時期に合わせて装う組織を切り替える計画的な手口です。「未納」「差押え予告」といった心理的圧迫を用いる構造は今後も続くと考えられます。
また、WBCの違法視聴サイトが大会前から出回っていた点や、auじぶん銀行・名古屋銀行への標的拡散も特徴的です。これらは「需要の直前」や「警戒が薄い領域」を狙う動きです。
4月以降は地方税納付、GWの旅行需要、新生活者の口座開設、夏の電力会社を装うフィッシングが想定されます。重要なのは、SMS等のリンクから直接アクセスせず、公式アプリやブックマーク経由で手続きを行い、緊急性を煽る文言には一拍置いて公式窓口に確認することです。本リポートの内容を周囲と共有し、攻撃に備えていただければと思います。

■監修者プロフィール
森 達哉 早稲田大学 理工学術院 教授