アイコネクト、サービス付き高齢者住宅で「Wi-Fiセンシング見守り」実証実験を開始

アイコネクト、高齢者住宅でWi-Fiセンシング見守り実証実験開始
医療・医薬・福祉,住宅・建築・建設NQ 81/100出典:prnews

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年3月28日 00:32

株式会社Ai.Connect(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役:松永 侑祐、以下「アイコネクト」)は、賃貸住宅における高齢者見守りサービスの実用化を目的として、Wi-Fiセンシング技術を活用した見守りソリューションの実証実験を開始しました。

本実証では、Wi-Fi電波の変動を解析することで入居者の在室状況を非接触で検知する見守り技術を検証します。実証は、愛媛県新居浜市のサービス付き高齢者向け住宅「ゆうらり昭和館」にて実施します。

本実証では、賃貸住宅において非接触型見守り技術が実用的に導入可能かを、技術・運用・経済性の観点から検証することを目的としています。

背景:高齢化と賃貸住宅の構造的課題

日本では人口減少が進む一方で高齢化が進行しており、単身高齢者世帯は今後も増加すると見込まれています。


一方で賃貸住宅では空室が増加するなか、孤独死などのリスクへの懸念から高齢者の入居に慎重なオーナーも多く、年齢を理由とした入居拒否を経験する高齢者も少なくありません。

その結果、


「空室を埋めたいオーナー」
「住まいを必要とする高齢者」


という双方のニーズが存在しながらも、高齢者の入居が進まないという構造的なミスマッチが生じています。


こうした課題の解決に向け、賃貸住宅でも導入可能な見守り技術の実用化が求められています。

実証実験の概要

本実証では、Wi-Fiセンシング端末を居室内に設置し、入居者の在室・不在を検知する仕組みの実用性を検証します。
Wi-Fiセンシングとは、Wi-Fi電波の微細な変化を解析することで人の動きや在室状態を推定する技術であり、カメラを使用せずに生活状況を把握できるため、プライバシーに配慮した見守りが可能です。

Wi-Fiセンシング端末(コンセント設置型)

コンセントに直接差し込むことで設置できる端末で、Wi-Fi電波の変化を解析し、室内の人の動きや在室状況を検知します。
カメラを使用しないためプライバシーに配慮した見守りが可能で、既存のWi-Fi環境を活用して運用することができます。

実施概要

項目

内容

目的

賃貸住宅における見守りサービスの実装可能性の検証

対象施設

サービス付き高齢者向け住宅 ゆうらり昭和館

所在地

愛媛県新居浜市庄内町5丁目11-32

実施期間

2026年2月〜2026年4月

設置機器

Wi-Fiセンシング端末(コンセント型)2台

検証項目

本実証では、以下の観点からサービスの実現性を検証します。
以下を通じて、集合住宅の管理業務に組み込む見守りサービスとして成立するかを明らかにします。

■技術的有効性
 ・在室/不在検知の精度
 ・Wi-Fi通信の安定性
 ・誤検知率および電波干渉の影響

■運用実現性
 ・管理画面の操作性
 ・通知頻度と管理業務への負荷
 ・異常検知時の対応フロー

■経済妥当性
 ・導入・運用コスト
 ・管理業務における人的負担
 ・商用サービスとしての費用対効果

期待される将来的なサービス価値

本実証を通じ、将来的には以下のような価値の提供を目指します。

■入居者・家族
 ・プライバシーに配慮した非接触型の見守り環境
 ・異常の早期把握による安心な生活環境

■不動産会社・オーナー
 ・高齢者入居に対する不安の軽減
 ・見守り体制の整備による入居受け入れの促進

■賃貸住宅市場
 ・高齢者が安心して住める住環境の整備
 ・空室と住まい不足のミスマッチ解消への貢献

今後の展望

アイコネクトでは、本実証で得られた検証結果をもとに、

 ・見守りサービスの実用化設計
 ・導入コストおよび運用モデルの確立
 ・集合住宅への本格展開

を検討していく予定です。

将来的には、アイコネクトが提供する集合住宅向けインターネットサービス「アイネット」と組み合わせ、通信インフラと見守りサービスを統合した次世代住環境プラットフォームの構築を目指します。

また、本実証で得られる知見をもとに、不動産会社や住宅事業者に加え、高齢者向けサービスや生活支援ソリューションを提供する企業、さらには同領域での新たなサービス展開を検討する企業との連携や共創の可能性についても検討していく方針です。


アイコネクトでは、本取り組みを通じて、住まい・通信・見守り・生活支援など複数の領域のサービスを組み合わせた高齢者向け住環境の新たなモデルの構築も視野に入れています。

関連リリース

●アイコネクト、高齢者施設における転倒検知・行動分析AIの実証実験を開始

- 高齢者の孤独死リスクと空室問題の解決へ -

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000089346.html

●株式会社Ai.Connect、「賃貸住宅フェア2025大阪」に出展

- 不動産業界の課題「空室対策」「高齢者入居」を解決する新ソリューションと、“物件価値を賢く高める”新構想プロダクトを先行公開 -
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000089346.html


<株式会社Ai.Connectについて>
株式会社Ai.Connectは、集合住宅に特化したインターネットサービス「アイネット」を主軸に、住環境の快適さとセキュリティの向上を図るためのスマートソリューションや、AIを活用した最先端ソリューションを展開しています。
更なる技術革新により、次世代に向けた「住環境のアップデート」を目指します。

会社HP:https://ai-connect.co.jp/


本件に関するお問い合わせ

お問い合わせフォーム またはお電話にてご連絡ください。
https://ai-connect.co.jp/contact/
TEL:0120-393-331

よくある質問

アイコネクトが開始した「Wi-Fiセンシング見守り」実証実験とは何ですか?

賃貸住宅における高齢者見守りサービスの実用化を目的として、Wi-Fi電波の変動を解析することで入居者の在室状況を非接触で検知する見守り技術を検証するものです。

この実証実験は、どのような社会課題の解決を目指していますか?

高齢化が進む中で、孤独死などのリスクを懸念するオーナーが多く、高齢者が賃貸住宅に入居しにくいという構造的なミスマッチを解消することを目指しています。空室を埋めたいオーナーと住まいを必要とする高齢者の双方のニーズに応えるものです。

Wi-Fiセンシング見守り技術はどのように機能し、どのような利点がありますか?

Wi-Fiセンシングは、Wi-Fi電波の微細な変化を解析することで、室内の人の動きや在室状況を推定する技術です。カメラを使用しないため、入居者のプライバシーに配慮した見守りが可能であるという利点があります。

実証実験はどこで、いつからいつまで実施されますか?

愛媛県新居浜市のサービス付き高齢者向け住宅「ゆうらり昭和館」にて、2026年2月から2026年4月までの期間で実施されます。

この実証実験を通じて、どのような成果や将来的な展望が期待されていますか?

技術的有効性、運用実現性、経済妥当性の観点からサービスの実現性を検証し、将来的にはプライバシーに配慮した安心な生活環境の提供、不動産会社やオーナーの高齢者入居に対する不安軽減、そして賃貸住宅市場における高齢者の住環境整備とミスマッチ解消への貢献を目指します。今後は、見守りサービスの実用化設計、導入コストおよび運用モデルの確立、集合住宅への本格展開を検討していく予定です。