特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、2026年6月1日から6月5日にかけて、ネパール・ルンビニ州ルパンデヒ郡周辺において実施した「なかよしネパールプロジェクト」に対し、オムサティヤ村自治体より感謝状を受領しました。
感謝状では、Nakayoshi Gakuen Project / Japan によって実施された「教育支援プログラムのための協力および活動計画」が、同自治体内の地域学校および宗教学校において、さまざまなプログラムを伴って無事に実施・完了されたことについて、感謝とともに報告されています。
今回の活動は、ネパール新政権下で教育改革と国づくりへの関心が高まる中、政府アドバイザーであるUsa Giri氏より「私たちは日本の教育をお手本に新しい国を作りたい」との要請を受けて実現したものです。なかよし学園は、現地12校で日本の教育実践を基盤とした模範授業を行い、日本と世界を学びで結ぶ「世界とつながる学び CoRe Loop」を紹介しました。
ネパール地方政府から届いた感謝状
感謝状日本語訳
オムサティヤの誇り:美しく、平和で、豊かな村自治体は私たちのキャンペーン
オムサティヤ村自治体 村行政執行部事務所 ハティ・ファルサティカール、ルパンデヒ ルンビニ州、ネパール
文書番号:2082/083 通知番号:2228 日付:2083/03/09
関係各位
件名:情報提供について
上記件名に関し、Nakayoshi Gakuen Project / Japan によって実施された 「教育支援プログラムのための協力および活動計画」 が、 本村自治体内に所在する各種の地域学校および宗教学校において、 2026年6月1日から6月5日まで、さまざまなプログラムを伴って無事に実施・完了されたことを、 感謝とともに情報提供いたします。
署名 ガヤプラサード・ポウデル 上級教育担当官 Email: omsatiyamun@gmail.com Website: www.omsatiyamun.gov.np
政治・社会の転換期にあるネパールで、教育が果たす役割
ネパールでは、2025年の若者主導の反汚職抗議活動を経て政治情勢が大きく変化し、2026年3月の総選挙後、新たな多数派政権が成立しました。世界銀行は、ネパールが構造的制約や地域間格差を抱えつつも、新政権が成長阻害要因への対応、汚職削減、インフラ投資などに取り組む明確なマンデートを得たと分析しています。
また、ネパール政府の2026/27年度政策プログラムでは、教育改革、デジタル・ガバナンス、雇用創出、行政改革などを含む100項目の国家改革ロードマップが示されており、教育は新しい国づくりの重要領域として位置づけられています。
一方で、教育分野では基礎学力、教員支援、教育計画、包摂性、地方自治体レベルでの実装力強化が重要課題となっています。UNICEF Nepalによると、ネパール政府と国際的な教育支援パートナーは、すべての子どもが質の高い教育にアクセスできるよう、基礎的な読み書き・計算力、批判的思考、適応力、デジタルスキルの向上を重視しています。
こうした状況の中で、なかよし学園が行った今回の活動は、単なる一回限りの国際交流ではありません。日本の教室で生まれた教材や学びを、ネパールの子どもたちの学習機会へとつなげ、その反応を再び日本の学校へ還す「教育の循環」を生み出す実践として位置づけられます。
ネパールで教育支援活動を行うなかよし学園
日本の学びをネパールへ――12校で実施した模範授業
今回のなかよしネパールプロジェクトでは、地域学校、宗教学校、コミュニティスクールなどを訪問し、現地の児童生徒・教職員に向けて模範授業を実施しました。
授業では、日本の戦後復興と教育、科学実験、ものづくり、平和教育、防災教育、WASH教育、日本文化体験などを組み合わせ、子どもたちが「身近なものを学びに変える」体験を行いました。
主な授業内容は以下の通りです。
浮沈子を使った水圧・浮力の授業、ブラックライトペンを使った光の授業、わたあめ機を使った状態変化の授業、お手玉YOYOやブンブンごまを使った力学・運動の授業、折り紙や手作り教材を通じた創造力の授業、防災BOOKや新聞紙スリッパを用いた防災教育、石けんを用いたWASH教育、平和ポスターや絵本を活用した平和教育、日本語あいさつやそば試食などの日本文化体験を実施しました。
なかよし学園が大切にしているのは、支援物資を届けることだけではありません。日本の子どもたちが学び、考え、作ったものが世界の教室で教材となり、現地の子どもたちや先生方の反応が再び日本へ戻ってくることです。この循環によって、日本の児童生徒もまた、自分たちの学びが世界につながっていることを実感できます。
日本文化体験授業
日本の伝統的遊びを使った授業わたあめを使った科学実験戦争と平和を考える授業折り鶴を使った平和授業
「支援される側から支援する側へ」――UNESCOにも紹介されたCoRe Loopモデル
なかよし学園の「世界とつながる学び CoRe Loop」は、日本の学校や地域で生まれた学び・教材・行動を海外の教育現場へ届け、その成果や反応を日本へ還すことで、子どもたちの自己効力感、探究心、国際理解、平和構築への参加意識を育む教育モデルです。
この考え方は、UNESCOのInclusive Education in Actionでも、「支援される側から支援する側へ」というReturn Loop型の包摂的学習モデルとして紹介されています。
UNESCO IEAで紹介されているなかよし学園の活動
今回のネパールでの授業においても、日本の児童生徒や地域の人々が作成した教材が、ネパールの学校で実際に使われました。防災、平和、科学、衛生、日本文化といった多様なテーマを通じて、子どもたちは「学ぶことが国を豊かにし、助け合いが平和をつくる」というメッセージを受け取りました。
地方政府からの感謝状が示す、活動の意義
オムサティヤ村自治体から届いた文書には、次のように記されています。
「Nakayoshi Gakuen Project / Japan によって実施された『教育支援プログラムのための協力および活動計画』が、本村自治体内に所在する各種の地域学校および宗教学校において、2026年6月1日から6月5日まで、さまざまなプログラムを伴って無事に実施・完了されたことを、感謝とともに情報提供いたします」
署名は、同自治体の上級教育担当官であるガヤプラサード・ポウデル氏によるものです。
この感謝状は、なかよし学園の活動が現地教育行政から正式に受け止められたことを示すものです。特に、ネパールが政治的転換期を迎え、教育改革と地方自治体レベルでの教育実装が重視される中、日本の教育実践を現地の文脈に合わせて届けた今回の活動は、教育協力として大きな意義を持ちます。
オムサティヤ自治体を訪問し、活動に対して感謝の意を伝えられた
代表コメント特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト 代表理事 中村雄一
ネパール
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:イベント
- 原文内の日付:2083/03/09(ネパール暦)
- 製品・サービス:CoRe Loop教育モデル / 国際教育支援プログラム