株式会社メディカルエデュケーション(本社:東京都杉並区、代表取締役:落合隆志)は、Plain Language Summary(PLS)およびGraphical PLSに関する解説シリーズを公開いたしました。本シリーズでは、Patient-Centricityの広がりを背景に、研究成果を誰にどのように伝えるべきかという観点から、研究コミュニケーションのあり方を整理しています。

背景

近年、海外の学術出版社や製薬企業を中心に、Plain Language Summary(PLS)への関心が高まっています。

株式会社メディカルエデュケーションでは、論文FigureやGraphical Abstractの制作を通じて、研究成果を「誰に伝えるか」によって表現を変える必要がある場面に数多く接してきました。

研究者同士のコミュニケーション、研究費申請、教育、社会への情報発信など、同じ研究成果であっても対象者や目的によって求められる表現は大きく異なります。

PLSは、研究成果を研究者同士だけで共有するのではなく、患者やその家族、さらには社会全体へ届けることを目的とした要約形式です。その背景には、Patient-Centricity(患者中心医療)、Patient Engagement(患者参画)、Patient Experience Data(患者体験データ)といった考え方の広がりがあります。

さらに、テキストによるPLSに加え、図解を用いたGraphical PLSへの関心も高まりつつあります。研究成果をより理解しやすく伝えるための方法として、視覚化の重要性が改めて認識されています。

一方で、単に情報を簡略化するだけでは、実際の利用者にとって十分な理解につながらないケースも少なくありません。誰に向けて、どのような文脈で情報を再構成するのかという視点が、これまで以上に求められています。

こうした背景を踏まえ、当社ではPLSおよびGraphical PLSに関する海外動向と、その背景にある研究コミュニケーションの考え方を整理する解説シリーズを公開しました。

解説シリーズの概要

今回公開したシリーズでは、PLSの基礎から、Patient-Centricityとの関係、Graphical PLSの広がり、利用者ごとの情報ニーズまでを段階的に整理しています。

さらに、同一の研究成果であっても、対象となる読者によって必要な情報や表現が異なるという前提のもと、研究コミュニケーションにおける情報設計のあり方について考察を行っています。

【主な内容】 - PLSとは何か ― Abstractとの違いと導入背景 - Patient-CentricityとPLSの関係 - Text PLSからGraphical PLSへの展開 - 利用者(患者、家族、患者団体、医療従事者、政策担当者など)ごとの情報ニーズ - 研究成果を社会と共有するためのコミュニケーション設計

本シリーズを通じて提示する視点

PLSやGraphical PLSは、それぞれ独立した手法として存在しているわけではありません。

共通しているのは、「研究成果を、必要とする人に、理解できる形で届ける」という研究コミュニケーションの考え方です。

研究成果は発表することだけでなく、社会の中で理解され、活用されることも重要です。

本シリーズでは、研究者、患者、家族、医療従事者、政策担当者、そして社会といった多様な視点を踏まえながら、研究成果をどのように再構成し、伝えていくべきかという問いに向き合っています。

株式会社メディカルエデュケーションについて

株式会社メディカルエデュケーション(株式会社SCICUSグループ、本社:東京都杉並区、代表取締役:落合隆志)は、医学・生命科学・ヘルスケア分野を中心に、研究成果を伝えるためのコミュニケーション設計と視覚化支援を行っています。

同社が提供するMEDICAL FIG.は、論文Figure、Graphical Abstract、模式図などの制作を通じて、研究成果の伝達を支援するサービスです。研究内容や背景理解に基づき、情報を適切に構造化し、対象者に応じた表現へ再構成することを重視しています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査
  • 関連組織:株式会社メディカルエデュケーション / 株式会社SCICUSグループ
  • 製品・サービス:Plain Language Summary (PLS) / Graphical PLS