株式会社Mycat(本社:東京都目黒区)は、AI退去費用適正診断サービス「退去費用 払いすぎ診断」(https://taikyo.xyz)において、退去費用の見積書を項目単位でチェックできる「見積書チェッカー」を新たに公開しました。

ツールURL: https://taikyo.xyz/tools/estimate-checker

ツールの概要

退去時に管理会社から届く見積書には、クロス張替え・フローリング補修・ハウスクリーニング・エアコン洗浄など、複数の修繕項目と金額が列挙されます。本ツールは、これらの項目を1つずつ国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」の基準と照合し、各項目の適正額をAIが算出するWebツールです。

入力項目

基本情報(必須):

・物件の所在地(都道府県・市区町村)

・間取り(1R〜3LDK以上)

・築年数

・入居年数

・退去の種類(自己都合/更新拒絶/定期借家の期間満了)

見積書の項目入力(1項目ずつ追加、最大15項目):

各項目について以下を入力します。

・修繕項目の名称(選択式 + 自由入力): クロス張替え/フローリング補修/畳表替え/クッションフロア張替え/ハウスクリーニング/エアコン洗浄/キッチン周り清掃/浴室清掃/鍵交換/その他

・修繕箇所(部屋全体/リビング/寝室/キッチン/浴室/トイレ/廊下/玄関)

・請求された面積または数量(㎡/箇所/一式)

・請求金額(税込)

出力される診断結果

1. 項目別の適正額判定

各修繕項目について、以下の3つの判定結果を表示します。

・ ガイドライン上の負担区分: 「貸主負担が原則」「入居者負担の可能性あり」「契約内容による」の3区分

・ 経年劣化に基づく残存価値: 設備の耐用年数と入居年数から、残存価値を計算。たとえばクロス(耐用年数6年)で入居期間8年の場合、残存価値は1円となるため、通常使用の範囲であれば入居者負担は原則なし

・ 適正額の算出: 残存価値・面積・単価から算出した適正額。請求額との差額を金額で明示

2. 通常損耗チェック

以下の項目は通常損耗(日常生活で自然に生じる損耗)に該当し、ガイドライン上は貸主負担が原則です。本ツールでは、見積書の項目名から通常損耗に該当する可能性のある請求を自動検出します。

・日照による壁紙の変色

・家具設置による床のへこみ

・画鋲やピンの穴(下地ボードを貫通しない程度)

・テレビ・冷蔵庫裏の電気焼け

・網戸の張替え(経年劣化の場合)

3. 特約の有効性チェック

ハウスクリーニング費用など、特約で入居者負担とされている項目については、特約の有効性に関する一般的な判断基準を表示します。最高裁判例(平成17年12月16日)では、通常損耗を入居者負担とする特約の有効性には「明確な合意」が必要とされています。

4. 差額サマリーと総合判定

見積書全体の合計額と、ガイドライン基準で算出した適正額合計の差額を表示します。差額が大きい項目を降順で表示し、「まず確認すべき項目」を優先度付きで提示します。

退去費用トラブルの背景

国民生活センターのデータによると、賃貸住宅の原状回復に関する相談は年間13,273件に上ります(出典:国民生活センター 2023年度)。相談の多くは「ガイドラインの基準が退去費用の見積もりに適切に反映されていない」という内容であり、入居者自身がガイドラインの基準を知らないまま請求額を支払っているケースが多いとされています。

利用方法

1. ツールページ(https://taikyo.xyz/tools/estimate-checker)にアクセス

2. 基本情報(物件の所在地・間取り・築年数・入居年数)を入力

3. 見積書の項目を1つずつ追加入力

4. 「チェックする」ボタンで即時に診断結果を表示

PC・スマートフォンいずれからも無料でご利用いただけます。会員登録は不要です。

今後の展開

見積書の写真をアップロードするだけでOCRで自動読み取りする機能の追加を予定しています。

※ 本サービスは法律相談ではありません。個別の紛争解決には弁護士等の専門家にご相談ください。

会社概要

社名: 株式会社Mycat

設立: 2025年2月5日

所在地: 東京都目黒区三田2-7-22

事業内容: AIを活用した中小企業・個人向けサービスの企画・開発・運営

コーポレートサイト: https://mycat.business

お問い合わせ: info@mycat.business

FACT BOX ・ 要点整理

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