熱発電のelleThermo、AIデータセンター向け水冷システムでの実証実験で排熱発電と冷却効果を確認
elleThermoはKDDIの検証環境にて、半導体増感型熱利用発電素子(STC)を用いた実証実験を実施。GPUサーバーの排熱による発電と、STC放電時の局所的な温度低下を確認した。
📋 記事の処理履歴
- 📰 発表: 2026年5月29日 10:00
- 🔍 収集: 2026年6月1日 02:40(発表から64時間40分後)
- 🤖 AI分析完了: 2026年6月1日 21:20(収集から18時間39分後)
未利用熱のエネルギー変換を目指す株式会社elleThermoは、KDDIが保有するAIデータセンター技術の検証環境において、同社のコア技術であるSTC(半導体増感型熱利用発電素子)を用い、サーバーの排熱を利用した発電およびラック内の局所的な温度低下の可能性を確認しました。本実証実験は、STCによる廃熱利用の事業化に向けた重要な一歩であり、発電時の局所的な温度低下挙動を確認した初めての事例です。elleThermoは、東京科学大学発のエネルギー変換デバイスSTCの社会実装を目指すスタートアップです。本実験は、2025年4月にKDDI Telehouse 渋谷データセンター内に開設された検証環境で行われました。空冷と水冷が組み合わされたラック内にSTCを設置し、放電時の温度変化を測定した結果、排熱の電力変換と同時に局所的な冷却効果が示唆されました。今後もelleThermoは、AI時代の省エネ・創エネ技術の確立に向けた検証を継続します。
よくある質問
STCとはどのような技術ですか?
半導体増感型熱利用発電素子の略称で、低温度帯の熱を直接電力に変換する技術です。発電時に吸熱効果を伴うため、局所的な冷却効果も期待されています。
今回の実証実験の主な目的は何ですか?
AIデータセンターのGPUサーバーから出る排熱を利用した発電の検証と、STCの放電による局所的な冷却効果の可能性を確認することです。
実証実験はどこで行われましたか?
KDDIが2025年4月に開設した「KDDI Telehouse 渋谷データセンター」内のAIデータセンター技術検証環境で行われました。
実験の結果、どのようなことが分かりましたか?
サーバーの排熱を電力へ変換できることが確認され、さらに放電状態に起因する局所的な温度低下の可能性が示唆されました。
この技術はどのような社会課題の解決に寄与しますか?
AIサーバーの増大に伴うエネルギー消費問題に対し、排熱の有効活用と冷却負荷の低減を両立させることで、持続可能な社会の実現に貢献します。