複数端末リアルタイム同期タイマー OSS「DeviceTick」を公開

株式会社NITI Technologyは、複数デバイス間でリアルタイムに同期できるタイマーOSS「DeviceTick」をGitHubで公開した。アカウント登録不要で、URL共有のみで利用可能。軽量なセルフホスト設計で、API仕様も公開されている。
新製品NQ 75/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年5月24日 23:49
  • 🔍 収集: 2026年5月24日 15:01
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月24日 15:04(収集から2分後)
株式会社NITI Technology(本社:東京都文京区本郷、代表:金子友哉)は、複数のデバイス間でカウントダウンおよびポモドーロタイマーをリアルタイムに同期できるオープンソースソフトウェア 「DeviceTick」 を GitHub 上で公開しました。ライセンスは MIT です。

DeviceTick の体験は次の 4 つを 同時に 満たします。OSS タイマー領域で、この組み合わせを満たす実装は現時点でごく限られています。

ライブ同期 — 履歴ではなく「今この瞬間に走っているタイマー状態」を全端末で揃える

ログイン不要・URL のみで即参加 — アカウント登録ゼロ、共有はリンク 1 本

公開プロトコル付き — JSON Schema で API 契約を公開し、第三者が CLI・デスクトップ・物理タイマー連携など独自クライアントを構築可能

極めて軽量なセルフホスト — Go 単一バイナリ、DB 不要、docker compose up 1 コマンド

リポジトリ: https://github.com/NITI-Lab/DeviceTick

■ 背景: 既存 OSS タイマーが「解いていなかった」問題

在宅・ハイブリッドワークの普及により、ユーザーは作業中に PC・スマホ・タブレットを当たり前に行き来するようになりました。一方で、タイマーはほぼ常に 端末ごとに別々に走っている のが現状です。

たとえば「PC で開始した集中タイマーを、席を立った後に手元のスマホから止める」「PC で動いているタイマーの残り時間を、スマホで確認する」――こうした素朴な操作が、ほとんどのタイマーアプリでは実現できません。タイマーは開始した端末の中だけで動いており、他の端末からは見ることも操作することもできないためです。

オープンソースのタイマーアプリは数多くありますが、その大半は次のいずれかにとどまっており、「いま動いているタイマー」を端末をまたいで揃える という素朴な体験を、軽量かつオープンに提供する選択肢は限られていました。

DeviceTick は、この空白を埋めるために設計された タイマー同期エンジンと、その薄い Web クライアント のセットです。

■ DeviceTick の独自性

1. 端末間で時計がズレない仕組み

タイマーの「いま何秒経ったか」を サーバー側で一元管理 し、その情報を全端末に配信します。各端末の時計がわずかにズレていても、スリープから復帰しても、画面に表示される残り時間は揃います。ポモドーロの集中と休憩の切替も、それぞれの端末任せではなくサーバーが判定して全端末に伝えるため、ある端末だけが切り替わり損ねる、といった事態は起こりません

2. リンク 1 本で参加完了

ルームを作成すると短い IDが発行され、その URL を渡すだけで他端末や他参加者が同じセッションに参加できます。アカウント登録、メール認証、アプリのインストール、いずれも不要 です。チャットへの URL 貼り付け、QR 経由の即時共有、講師から受講者への一括配布など、共有のためのオンボーディングはゼロです

3. カウントダウンとポモドーロをひとつのアプリで

シンプルなカウントダウン(任意の分数)と、ポモドーロ(集中→休憩のサイクル、複数セット)を 同じアプリ・同じ操作感 で利用できます。両モードを使い分けるためにアプリを切り替える必要はありません。

4. 他の開発者が連携アプリを作れる、開かれた仕様

DeviceTick は API 仕様(リクエスト・レスポンス形式、配信イベントの形式)を 公開ドキュメントとして提供 しています。これにより、第三者が独自の CLI ツール、デスクトップアプリ、Raspberry Pi 等を使った物理タイマーとの連携、社内ツールへの組み込みなどを、DeviceTick 本体のソースを読まずに開発できます。「DeviceTick の実装を広めること」以上に、「この同期モデルを共通基盤として広げること」 を意図した設計です。

5. 自分のサーバーで動かせる、超軽量設計

データベースの構築も、複雑なセットアップも不要で、1 コマンドで Web 画面と API サーバーが起動します。個人 VPS、社内サーバー、Raspberry Pi クラスのハードウェアでも運用可能です。「タイマーを共有するためにクラウドサービスへの依存を増やす」必要はありません。

■ 利用シーンの例

個人のマルチデバイス併用 — デスクの PC で作業しながら、手元のスマホで残り時間を確認・操作

リモートチームの集中ブロック共有 — 離れた場所のメンバーと同じ 25 分のポモドーロを共有

よくある質問

DeviceTickとは何ですか?

複数のデバイス間でカウントダウンおよびポモドーロタイマーをリアルタイムに同期できるオープンソースソフトウェアです。

DeviceTickを利用するにはアカウントが必要ですか?

不要です。ルーム作成時に発行されるURLを共有するだけで、他端末や他の参加者が即座にセッションに参加できます。

DeviceTickの動作環境はどのようなものですか?

Go言語による単一バイナリで提供され、データベースは不要です。docker compose up 1コマンドで起動する超軽量設計です。

DeviceTickのライセンス形態を教えてください。

MITライセンスとして公開されています。

独自のアプリと連携させることは可能ですか?

はい。JSON SchemaでAPI仕様が公開されており、第三者が独自のCLIやデスクトップアプリ、物理タイマーとの連携を構築可能です。