国内初 “塩”でオーガニック認証を取得―毎日つかう塩だから、一番の信頼できるものを―

株式会社ブランは、日本で初めて塩のオーガニック認証を株式会社オーガニック認定機構(OCO)より取得した。認証商品は「徳之島オーガニックソルト」(全4種)。同社が参画し策定した「オーガニックソルト認証スキーム」は、化学的精製を行わない伝統製法の塩に対し、原料・製法・工程の観点から第三者認証を行う仕組み。
新製品NQ 93/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年6月2日 00:44
  • 🔍 収集: 2026年6月1日 15:50
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月1日 18:04(収集から2時間13分後)
株式会社ブラン(本社:埼玉県春日部市、代表:千葉陽子)は2026年4月20日、認証機関 株式会社オーガニック認定機構(OCO)より、日本で初めて塩のオーガニック認証を取得しました。認証を取得した商品は「徳之島オーガニックソルト」(全4種)。あわせて、同社が策定に参画した「オーガニックソルト認証スキーム」が、世界初の日本発塩認証基準として運用を開始したことをお知らせします。

■そもそも、なぜ認証が必要だったのか

伝統的な製法で誠実につくられた塩は、「自然塩」「天然塩」と呼ばれ、消費者に親しまれてきました。しかし現在、これらの言葉は商品名・広告・Webサイトを含むあらゆる表示において使用が禁止されています。

食用塩の表示を定めた「食用塩公正競争規約」(消費者庁・公正取引委員会認定)では、「自然塩」「天然塩」およびこれに類する表現について、「定義があいまいで、根拠なく健康に良いといった優良誤認を与えかねない」として、商品名・広告・Web販売を含むあらゆる表示への使用を禁じています。

誤認を与えるような表記や過度に良質を装うような表記を抑制できる一方で、化学処理を一切行わず自然由来の原料だけで誠実につくられた塩であっても、その価値を消費者に伝える共通の言葉が存在しない状態にありました。伝統製法を守る事業者が正当に評価される手段も、それを消費者が選ぶ根拠も、ともに失われていました。

オーガニックソルト認証は、その空白を埋める唯一の仕組みです。原料の自然性・製法の純粋性・工程の完全性を第三者が審査し、製品の自然性と信頼性を客観的に担保する——それがこの認証の本質的な意義です。

■ ゼロからの挑戦:認証規格の構築

認証基準や、審査項目を決める上で現場の意見や実態との乖離が生まれないように、国内各地の塩事業者さんの元を訪ね、様々な声を伺い現状把握に努めました。そして認証機関 株式会社オーガニック認定機構(OCO)との協議を重ねた末に完成した「オーガニックソルト認証スキーム」は、「自然由来の原料を用い、化学的処理や再結晶、工業的精製を行わない製法でつくられた塩」を対象とし、以下の3つの柱で構成されています。

▶ 原料の自然性:海水・塩湖水・地下かん水・岩塩など自然由来の原料のみを使用。原料の安全性確認まで審査対象とする
▶ 製法の純粋性:化学的処理・再結晶・工業的精製を行わないこと。非精製・非再結晶を原則とし、工業的手法を排除
▶ 工程の完全性:製造管理・品質基準・環境への配慮・表示の適正管理まで包括的に定め、重金属や微生物の基準、ロット管理による追跡性を求め、工程全体の健全性を確保

「何を使わないか」だけでなく、「どう作るか」「何が含まれているか」「どう管理されているか」まで定めた、製品の自然性と信頼性を担保する仕組みです。申請には原料の採取地情報・重金属等の検査成績書・製造工程フロー図・ロット管理記録など、製造の透明性を証明する詳細な書類の提出を要します。

■ 製造地:世界自然遺産・鹿児島県徳之島

徳之島は鹿児島市から南へ約468km、奄美群島のほぼ中央に位置し、2021年にユネスコ世界自然遺産に登録された島です。伊仙町ミヤトーバル地域に広がる「メランジ地層」(海洋プレートが沈み込む地域でのみ形成される珍しい地質)でろ過された伏流水と、サンゴ礁の海水が交わる汽水域の海水を原料としています。

江戸時代からミヤトーバル海岸で受け継がれてきた塩づくりの製法を現在も継承。汲み上げた海水を職人が薪でおよそ2日間炊き上げ、その後2日間あまり天日干しで仕上げます。化学物質・添加物を一切使用しない、この全工程が認証審査の対象となっています。

■ 起点となった、ひとつの出会い

このプロジェクトは、株式会社ブラン代表・千葉陽子の母・洋美が、さいたま市から故郷・徳之島へUターン移住していた中で、2024年に地元伊仙町の塩と出会ったことから始まりました。伝統製法で今も細々と作られているその塩の美味しさに感動した母が言った言葉——「この味を失ってしまうのは、あまりにもったいない」。

成分分析をして分かった、この類まれなバランスのとれた塩を多くの人に届けたい。かつて約90年間続いた塩の専売制度により、一度は日本中から伝統製法の塩が姿を消し、工業塩を食塩とした歴史がある。今また、後継者不足によってその灯が消えようとしている。その現実を知った千葉と仲間たちはこの良い塩を守ることと、日本全国で同じ状況の方々を「信頼を明確化」することで守れるのではないかと思い、認証スキームの構築を同時に決意しました。

よくある質問

日本で初めて塩のオーガニック認証を取得したのはどこですか?

株式会社ブラン(本社:埼玉県春日部市)です。

今回オーガニック認証を取得した商品は何ですか?

「徳之島オーガニックソルト」(全4種)です。

「オーガニックソルト認証スキーム」の3つの構成要素は何ですか?

「原料の自然性(自然由来原料のみ)」「製法の純粋性(化学処理や精製をしない)」「工程の完全性(製造管理や追跡性の確保)」の3つです。

なぜ塩のオーガニック認証が必要だったのですか?

「自然塩」や「天然塩」等の表現が規制される中、伝統製法で誠実につくられた塩の価値を消費者に伝える共通の指標が存在せず、正当な評価や選択の根拠を担保する仕組みが必要だったためです。

徳之島の塩はどのような環境で作られていますか?

世界自然遺産の島である徳之島のミヤトーバル地域の伏流水と、サンゴ礁の海水が交わる汽水域の海水を原料とし、職人が薪で炊き上げた後、天日干しする伝統製法で製造されています。