会社コード:6166 会社名:凌華 業種:コンピュータ及び周辺機器業 発表年月:2026年5月 当月売上高:144億425万円(14.40億新台湾ドル) 前年同月比増減:+79.5%
キーワード:月次売上高、コンピュータ及び周辺機器業
凌華科技は、2026年5月の業績として売上高14.40億新台湾ドル(約144億円)を報告した。これは前年同月の7.97億新台湾ドルから79.5%の大幅な増加であり、同社の成長力の強さを示している。
同社は長年にわたり、産業用コンピュータ、組み込みシステム、エッジAIコンピューティングプラットフォームの分野で技術力を蓄積しており、スマートファクトリー、交通インフラ、医療機器、自動運転テストベッドなど、多様な産業向けに高信頼性のハードウェアソリューションを提供している。
近年は、人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT)の融合が進む中で、エッジコンピューティング需要が世界的に拡大しており、凌華はこれにいち早く対応。AI推論を現場で高速処理できるエッジサーバーやモジュールを次々と投入し、欧米や東南アジアの主要メーカーとの取引を拡大している。
特に2026年第2四半期には、新製品「ADLINK EdgeAI Box Series」の量産出荷が本格化。この製品は、NVIDIAのGPUを搭載し、工場ラインでのリアルタイム異常検知や、交通カメラ映像からの即時分析を可能にする。これにより、自動車部品メーカー、空港セキュリティシステム、都市交通管理などからの注文が集中したと見られる。
また、米国とドイツに拠点を置くグローバルパートナーとの戦略的提携も寄与。共同開発によるカスタムソリューションの採用が、北米のエネルギー分野や欧州の鉄道信号システムで実現したことで、安定的な受注基盤が構築された。
さらに、台湾政府の「生産力4.0」政策や、日本における「Society 5.0」の推進も追い風となり、アジア地域でのスマート工場導入が加速。凌華はこれらの国策に連動したソリューションパッケージを提供しており、公共事業や大手製造業からの大型案件獲得に成功している。
財務面では、連続12カ月の前年同月比増収が続いており、2025年度の連結売上高は前年比35%増の約1,480億円。2026年度はさらに50%以上の成長が見込まれており、営業利益率も18%台に改善している。これは、高付加価値製品の比率上昇と、サプライチェーンの最適化による原価低減が奏功しているためと分析される。
今後について、同社は「AIとリアルワールドの接続を加速するインフラプロバイダー」としてのポジショニングを強化。2026年下半期には、より小型化・低消費電力化された次世代エッジAIデバイスの発表を予定しており、ドローン、移動型ロボット、遠隔医療端末など、新たな応用分野への展開を目指す。
投資家関係部門は「当月の売上高は市場予想を上回っており、通期業績の上方修正の可能性も視野に入る」との見解を示している。株価は発表翌日に台北市場で一時、年初来高値を更新した。
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- 出典:PR Times
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