三和建設、食品工場の油煙対策とダクト火災リスク軽減に貢献する「ビルトインオイルコレクター」をFUJIOHと共同開発

三和建設と富士工業(FUJIOH)は、食品工場の油煙問題とダクト火災リスクを解決する「ビルトインオイルコレクター」を共同開発した。家庭用レンジフードの特許技術「オイルスマッシャー」を応用し、遠心分離で油を物理的に除去する。清掃負荷を大幅に軽減し、約95%の油捕集率を実現。2026年6月のFOOMA JAPANで展示予定。
businessNQ 54/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年6月1日 20:30
  • 🔍 収集: 2026年6月1日 11:50
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月1日 18:53(収集から7時間2分後)
三和建設株式会社は、食品工場建設ブランド「FACTAS」において長年にわたり食品工場の設計・建設に携わってきました。その中でも製造ラインから発生する「油煙」による室内環境の悪化とそれに伴う災害については、常にお客様を悩ませるとともに、三和建設にとっても長年の懸念事項であり、その解決に向けて取り組んでいました。今回、食品工場が長年抱える油煙問題の根本的な解決に向けて富士工業株式会社(FUJIOH)と共同開発したのが「ビルトインオイルコレクター」です。油煙問題とは、調理中に出る油を含んだ煙が、工場内の設備や環境に影響を及ぼすことを言います。油を含んだ煙が室内に拡散されると、壁や天井に頑固に張り付き、日々の清掃を困難にします。清掃が行き届かない油汚れは、菌の繁殖を招き、工場の衛生環境を根底から脅かします。現代の食品工場では、空気の流れを作ることで部屋の衛生度を上げる「陽圧管理」が一般的ですが、油煙対策においてはこれが裏目に出るケースが多発しています。油を含んだ空気がその部屋にはとどまらず、気圧に押されて隣室へ流入してしまうためです。長年蓄積した油混じりの空気は、建材を傷めるだけでなく、動力で動く高価な生産機器の内部に入り込み、致命的な故障を引き起こす原因となります。油煙の蓄積が招く二次災害の一つに「ダクト火災」があります。ダクト火災は、排気ダクトの内部にたまった油汚れやほこりに火が付くことによって起こる火災です。排気ダクトは隠れているため、気づかないうちに炎が広がり、工場全体を飲み込む大火災へと発展します。建築基準としてダクト内には延焼を防ぐ「防火ダンパー」が設置されていますが、経年でこびりついた油のせいで、いざという時にダンパーが作動しない事態が後を絶ちません。過去には、製菓工場におけるダクト火災により人的被害が発生した事例も報告されており、現在でも大小問わず同様の火災は起きており、火災防止が喫緊の課題となっています。これまで、各メーカーから様々な油煙対策商品が発売されてきましたが、清掃の手間や持続性に課題がありました。そんな中、三和建設がたどり着いたのがFUJIOHです。同社は一般家庭用レンジフードにおいて国内シェアNo.1を獲得しているトップメーカーです。三和建設は、FUJIOHが10数年前から展開し、一般家庭用やコンビニエンスストアなどで豊富な実績を持つ「オイルスマッシャー」という独自の特許技術に着目しました。この技術をさらに発展させ、食品工場向けに業務用の大風量(3000㎥/h)に対応できる商品を数年がかりで共同開発しました。「ビルトインオイルコレクター」の特徴として、物理的に油を「切る」ため性能低下しにくい点と、水で洗うだけでメンテナンスが可能な点が挙げられます。高速回転するディスクが油煙を遠心分離し、ダクト内部への油の侵入を入り口で阻止します。実際の製菓工場でのテストでは、清掃作業が半分以下に削減されました。実証データでは、惣菜工場で約94.9%、菓子工場で約92.6%という高い油捕集率を記録しました。本製品は、2026年6月2日〜5日に東京ビッグサイトで開催されるFOOMA JAPAN 2026にて展示いたします。

よくある質問

ビルトインオイルコレクターとはどのような製品ですか?

食品工場の製造ラインから発生する油煙を遠心分離技術で除去し、ダクト内への油の侵入を防ぐことで、衛生環境の改善と火災リスク低減を図る装置です。

従来のフィルター式と何が違いますか?

フィルターで吸着するのではなく、高速回転するディスクで油と空気を物理的に分離するため、性能が低下しにくく、清掃も容易です。

どのような火災リスクを軽減できますか?

排気ダクト内に蓄積した油汚れへの引火による「ダクト火災」のリスクを軽減します。油の侵入を入り口で阻止することで、ダクト内の汚れを最小限に抑えます。

メンテナンスは簡単ですか?

回転ディスクは凹凸のない平坦な構造のため、取り外して水洗いするだけで清掃が完了します。テスト事例では清掃時間を半分以下に短縮できました。

どこで実物を確認できますか?

2026年6月2日〜5日に東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN 2026」にて展示される予定です。