一般社団法人WITH ALSは、NTT人間情報研究所によるクロスリンガル音声合成技術を活用したクラウド型音声合成コミュニケーションサービス「Project XrossVoice」の提供を、2026年6月16日より本サービス開始いたします。

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「Project XrossVoice」は、病気その他の事由により声を失った方、または将来的に声を失う可能性のある方を対象に、過去のわずかな音声データから、その人らしい声を学習・再現し、コミュニケーションを可能にするサービスです。本サービスは、WITH ALSとNTTが、すべての人が自分らしく生きられるWell-beingな社会の実現をめざして連携して取り組んできた「Project Humanity」の活動の一つから生まれたものです。技術基盤には、NTTの音声AI技術を活用しています。

従来の音声合成サービスでは、事前に膨大な音声収録が必要となるケースもありましたが、「Project XrossVoice」では、過去に残された限られたデータからでも、本人らしい声をもとにしたオリジナル音声の生成が可能です。さらに、日本語の音声データをもとに、英語・中国語・フランス語・韓国語・スペイン語での発話にも対応します。

WITH ALSは、本サービスにおいてお客様窓口となり、サブスクリプション形式で提供いたします。

また本サービスは、2026年6月20日(土)にEX THEATER ROPPONGIで開催される「MOVE FES.2026」にて、代表理事・武藤将胤(EYE VDJ MASA)が実際に使用し、ライブパートおよびALS TALK SHOWパートでお披露目する予定です。ライブでは日本語と英語の掛け声で観客を盛り上げ、トークパートでは実際のコミュニケーション手段として活用します。

「Project XrossVoice」について

「Project XrossVoice」は、過去の音声データをもとに、本人らしい声を再現し、テキスト入力などによってその声で発話できるクラウド型音声合成コミュニケーションサービスです。

本サービスは、NTTの音声AI技術を活用し、WITH ALSがALS当事者に寄り添う立場から、サービス提供・導入窓口を担うものです。ALS当事者との実証を重ねながら、誰もが使いやすいユニバーサルな操作画面を目指して設計されており、日常会話から外出先、仕事、プレゼンテーション、イベント登壇まで、さまざまなコミュニケーションシーンでの活用を想定しています。

実際に、WITH ALS代表・武藤将胤も日常生活の中で本サービスを活用しており、特に英語でのミーティングやイベント登壇の場面で重宝しています。

開発背景

ALS(筋萎縮性側索硬化症)をはじめ、進行性の疾患や障害の中には、身体機能が保たれていても、発話が難しくなっていくものがあります。声は、単なる会話の手段ではなく、その人らしさや記憶、社会とのつながりを支える大切な要素でもあります。一方で、従来の音声合成では、発話が難しくなる前に長時間の録音を行う必要があるなど、時間的・身体的なハードルがありました。発症後や進行後には、十分な録音データを確保できないケースも少なくありません。こうした課題に対してWITH ALSは、テクノロジーの力によって「自分らしく生きること」や「表現し続けること」を支援したいという思いのもと、本サービスの提供を開始します。

本サービスの特長

1.過去のわずかな音声データから、その人らしい声を再現

従来のように長時間の事前録音が難しい方でも、過去に残された音声データを活用し、本人らしい声の特徴をもとにした発話が可能です。

2.日本語の音声データをもとに、多言語での発話に対応

クロスリンガル音声合成技術により、日本語の音声データをベースに、英語・中国語・フランス語・韓国語・スペイン語での発話が可能です。自分の声で、言語を越えてコミュニケーションする未来をひらきます。

3.ALS当事者との実証を重ねた、使いやすい設計

約2か月半にわたり、10名のALS当事者との実証実験を実施し、操作性や機能面の改善を重ねてきました。ユーザー設定画面の追加、音声パラメータのプリセット機能、多言語対応、再生中の停止ボタン、テキスト入力後の自動クリア機能、スマートフォン表示の最適化など、実際の利用シーンを踏まえた改善を反映しています。

4.視線入力にも配慮したアクセシビリティ設計

視線入力でも操作しやすいよう、ボタンサイズや間隔を大きく設計。さらに、目が疲れにくいダークモードや、アクセシビリティを重視したハイコントラスト配色も選択可能です。

5.WITH ALSが利用者窓口として伴走

本サービスは、WITH ALSが利用者窓口として、導入時の相談から継続利用までをサポートします。単なる技術提供にとどまらず、当事者目線での伴走を重視しています。

当事者との実証実験で寄せられた声

実証実験の参加者からは、以下のような声が寄せられています。

「視線入力でも操作しやすいのが嬉しい」 「もう発話が出来なくなってしまったので、過去の音声データから自分の声を再現出来るのは本当にありがたいです」 「ずっと英語でのコミュニケーションをしたかったので、多言語対応はとても便利です」 「スマホでも使えるのが助かります」

MOVE FES.2026でのお披露目について

WITH ALSは、2026年6月20日(土)にEX THEATER ROPPONGIにて、設立10周年記念イベント「MOVE FES.2026」を開催します。 本イベントにて、代表理事・武藤将胤(EYE VDJ MASA)が「Project XrossVoice」を用いて、自身の声として来場者へメッセージを届ける予定です。

音声合成を活用した演出は大きく2つ予定しており、 1つ目は、EYE VDJ MASAのライブパートにおいて、日本語と英語の掛け声で観客を盛り上げる演出。 2つ目は、ALS TALK SHOWパートにおけるトークでの活用です。テクノロジーによって、声を失ってもなお“自分の声で伝える”ことができることの可能性を、実際のステージで体感いただける機会となります。 ぜひ会場で、その瞬間を体感していただけたら嬉しいです。

サービス概要

サービス名: Project XrossVoice

提供開始日: 2026年6月16日

対象者: 病気その他の事由により声を失った方、または将来的に声を失う可能性のある方

提供形式:クラウド型音声合成コミュニケーションサービス

利用窓口: 一般社団法人WITH ALS

利用形態: サブスクリプション形式

対応言語: 日本語・英語・中国語・フランス語・韓国語・スペイン語

料金プラン(税込): 1か月プラン:4,500円 / 3か月プラン:9,000円 / 6か月プラン:15,000円 / 12か月プラン:24,000円

申込ページ: https://withals.com/category/?id=22

MOVE FES. 2026

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 製品・サービス:Project XrossVoice