乳児の泣き・睡眠支援アプリ「SciBaby」iOS・英語版リリース

一般社団法人 親子の脳科学研究所は、乳児の泣き・睡眠支援アプリ「SciBaby」のiOS版と英語版をリリースしました。東京科学大学との共同研究に基づき、抱き歩きと音楽で乳児の泣き止みと入眠をサポートし、将来的にはAIによる個別最適な寝かしつけタイミング予測を目指します。
新製品NQ 41/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年4月22日 20:30
  • 🔍 収集: 2026年4月23日 00:02(発表から3時間32分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月23日 03:05(収集から3時間3分後)
2026年4月22日

一般社団法人 親子の脳科学研究所ではこの度、乳児の寝かしつけと泣きの問題を支援するスマートフォンアプリ SciBaby(サイベビー) を開発し、この度 iOS 版をリリースしました。

本研究開発は東京科学大学 生命理工学院 生命理工学系の黒田公美教授、原地絢斗研究員、情報理工学院 情報工学系の吉村奈津江教授らとの共同研究で、乳児の泣き・睡眠に関する科学的研究(1)(2)に基づいています。スマートフォンアプリ「SciBaby(サイベビー)」は、これまで Android 版のみの提供でした(3)が、このたび iPhone/iPad で利用可能な iOS 版を正式公開しました。

また今回の iOS 版では日本語・英語の2言語に対応しており、海外ユーザーや研究協力者の利用も想定しています。利用には App Store または Google Play からのインストール後、ログインおよび研究参加への同意が必要です。

SciBabyとは

SciBaby は、乳児の泣き止みや寝かしつけを科学的研究成果に基づいてサポートする研究成果をもとに開発されたスマートフォンアプリです。

哺乳類の乳児は、抱っこして歩くと落ち着く「輸送反応」と呼ばれる反応を備えています(1)(2)。SciBaby ではこの研究成果をもとに、抱き歩きの最適な時間と寝かしつけのタイミングをアプリが音声と音楽でガイドすることで、13分(最大18分)で90%の乳児が泣き止み、半数の乳児の自然な入眠を促します。

さらにSciBabyは腕時計型脈拍センサー(Polar Verity Sense)と連携することで、乳児の脈拍や状態変化などのデータを取得し、将来的に乳児状態の見える化、AI による個別最適な寝かしつけタイミングの研究に活用することを目的としています。

※SciBaby は現在、 Polar Verity Sense 以外のセンサーには対応しておりません。乳児への安全性を考慮した対応です。

SciBabyの主な機能

・抱き歩きサポート

アプリのガイドに従い、5分間(最大10分)の抱き歩きを行った後、そのまま8分間抱いた状態で座ることで、乳児の落ち着きと入眠をサポートします。

・歩きやすいテンポの音楽再生

・残り時間の音声案内

・抱き座りのタイミング案内

乳児の泣き止み・寝かしつけを科学的根拠に基づき支援するアプリSciBaby

ウェアラブルセンサー連携

腕時計型脈拍センサー Polar Verity Sense と Bluetooth 接続することで、乳児の脈拍データや状態変化、メモなどを記録できます。

これらのデータは研究に活用され、将来的にAI による最適な寝かしつけタイミング予測の実現を目指します。

アプリ画面

iOS 版 メイン画面(日本語版)

iOS 版 メイン画面(英語版)

アプリ情報

アプリ名 : SciBaby(サイベビー)

対応OS : iOS / Android

対応言語 : 日本語 / 英語

ダウンロード

iOS版 SciBaby はこちらから

https://apps.apple.com/jp/app/id6756976034

Android版 SciBaby はこちらから

https://play.google.com/store/apps/details?id=org.scibaby.home

公式サイト

https://www.scibaby.org/

黒田公美教授 [親子の脳科学研究所 代表理事、東京科学大学 生命理工学院 教授]

乳児は生後1年まで、目立った理由がなくてもよく泣きます。泣き止まないこと、とくに夜泣きは保護者にとってストレスとなるため、乳児の泣きを安全かつ効果的に鎮める対処法が必要です。しかし、乳児状態を家庭で手軽に計測する方法がこれまでなかったため、これまでに言われている様々な対処法を科学的に検証する研究自体が十分ではありませんでした。

SciBabyは、乳児の泣き止みや寝かしつけに関する研究成果を、家庭でも実践できる形にしたアプリです。

SciBabyを使って抱き歩きをした74組の親子による実証実験(N=全体866試行)では、はじめ泣いていた乳児のべ534試行のうち、89.0%が5分歩いた時点で泣き止み、8分座り終了で52.2%が寝ていたという結果になっています。

今回iOS版を公開することで、家庭での乳児の泣き対策・寝かしつけを便利にするとともに、乳児の睡眠―覚醒などの生理状態に対する科学的理解をさらに深めていきたいと考えています。使っていただくことで、将来の育児の科学にも貢献いただければ幸いです。

今後の展望

SciBaby では今後、AI による個別最適な寝かしつけタイミング提示、乳児睡眠データの可視化と分析などを進めていきます。

家庭と研究者が協力することで、科学的根拠に基づく育児支援の実現を目指します。

過去のプレスリリース

2013年4月19日 理化学研究所プレスリリース「抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組みの一端を解明-経験則を科学的に証明、子育ての新たな指針に-」

https://www.riken.jp/press/2013/20130419_2/

https://doi.org/10.1016/j.cub.2013.03.041

2022年9月14日 理化学研究所プレスリリース「赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学-寝た子を起こさずベッドに下ろすには?-」

https://www.riken.jp/press/2022/20220914_1/

https://doi.org/10.1016/j.cub.2022.08.041

2025年2 東京科学大学プレスリリース「乳児の泣き止みと寝かしつけをITで支援―ウェアラブル連携アプリSciBabyをリリース」

https://www.isct.ac.jp/ja/news/h57xub5xoxyn

【付記】

本研究は、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 CREST「育児 DX:ウェアラブルシステム開発による乳児夜泣き制御と入眠予測」(JPMJCR23N4)(研究代表者:黒田公美 東京科学大学 生命理工学院 教授)、およびScience Tokyo GAP Fundの支援を受けて行われています。寝かしつけ効果の検証実験はコンビ株式会社と共同で実施し、SciBaby アプリは miracleave 株式会社(東京都中央区)の協力を得て開発しました。

【お問い合わせ先】

(SciBaby 使用に関する問い合わせ先)

Email: info[at]scibaby.org

https://www.scibaby.org/

(研究に関すること)

東京科学大学 生命理工学院 生命理工学系 教授

黒田 公美