調査結果トピックス
「AIを活用できる人とできない人で、すでに差が出ている」と感じている人(n=177)では、今後のキャリアに不安を感じる割合が66.7%。あまり感じていない人(n=138)の37.7%と比べて29.0ポイントの開き(約1.8倍)
会社・組織によるAI活用の支援や教育があると感じている人(n=163)では、エンゲージメントが高い人の割合が72.4%。あまり感じていない人(n=168)では39.3%(33.1ポイント差、約1.8倍)
働く人の半数超(55.4%)はAIを活用していない・活用度が低い。活用している人はおよそ5人に1人(19.2%)、「どちらともいえない/時々活用」は25.4%
人材・組織領域の調査研究を行うリアルワン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:青山 愼)は、働く人500名を対象に「働く人の仕事と職場に関する意識調査」を実施しました。本リリースでは、AI活用とキャリア不安、エンゲージメントに関する結果を紹介します。
調査の結果、「AIを活用できる人とできない人で、すでに差が出ている」と感じている人では、今後のキャリアに不安を感じる割合が66.7%でした。一方、AI活用格差をあまり感じていない人では37.7%であり、両者の間には29.0ポイントの開きが見られました。
また、会社・組織によるAI活用の支援や教育があると感じている人では、エンゲージメントが高い人の割合が72.4%でした。一方、支援や教育があるとあまり感じていない人では39.3%であり、両者の間には33.1ポイントの開きが見られました。
あわせて、AIを「やや活用している」「よく活用している」と回答した人は19.2%と、およそ5人に1人にとどまりました。一方、「あまり活用していない」「まったく/ほとんど活用していない」と回答した人は55.4%と、半数を超えました。なお、「どちらともいえない/時々活用」と回答した人は25.4%でした。
今回の結果から、AI時代の人材・組織課題は、個人のAI活用状況だけでなく、AI活用格差への受け止め方や、職場における支援・教育のあり方とも関連している可能性が示唆されました。
主な調査結果
1. AIを活用していない・活用度が低い人は55.4%。活用している人の約2.9倍
働く人500名のうち、AIを「よく活用している」と回答した人は8.0%、「やや活用している」と回答した人は11.2%でした。両者を合わせると、AIを活用している人は19.2%でした。
一方で、「あまり活用していない」は19.0%、「まったく/ほとんど活用していない」は36.4%でした。両者を合わせると、AIを活用していない・活用度が低い人は55.4%でした。なお、「どちらともいえない/時々活用」と回答した人は25.4%(127名)でした。
AIを活用していない・活用度が低い人は、活用している人を36.2ポイント上回り、構成比の比較では約2.9倍でした。
仕事内容や職種によってAIを活用しやすい場面は異なると考えられますが、今回の調査では、AIを仕事で活用している人はおよそ5人に1人(19.2%)にとどまり、活用していない・活用度が低い人が半数を超える(55.4%)状況が見られました。
図1:仕事でのAI活用状況(n=500) 「よく活用している」「やや活用している」の合計は19.2%。「あまり活用していない」「まったく/ほとんど活用していない」の合計は55.4%でした。
2. AI活用格差を感じている人では、キャリア不安を感じる割合が66.7%
「AIを活用できる人とできない人で、すでに差が出ている」と感じている人では、今後のキャリアに不安を感じる割合が高い傾向が見られました。
AI活用格差をあまり感じていない人(n=138)では、キャリア不安を感じる割合は37.7%でした。一方で、AI活用格差を感じている人(n=177)では66.7%でした。両者の間には29.0ポイントの開きがあり、割合では約1.8倍でした。
また、「今後、AIを活用できる人とできない人の差が広がる」と感じている人でも、同様の傾向が見られました。将来的なAI活用格差をあまり感じていない人(n=111)では、キャリア不安を感じる割合は37.8%でしたが、将来的なAI活用格差を感じている人(n=189)では66.1%でした。
つまり、今回の調査では、AIを活用できる人とできない人の差がある、または今後広がると感じている人では、自身の将来のキャリアに不安を感じる割合が高い傾向が見られました。
図2:AI活用格差の実感とキャリア不安 格差が「すでに出ている」と感じている人(n=177)では、キャリア不安を感じる割合が66.7%。あまり感じていない人(n=138)の37.7%を29.0ポイント上回りました。「どちらともいえない」と回答した人(n=178)では33.1%でした。
3. AI支援・教育があると感じる人では、エンゲージメントが高い人の割合が72.4%
会社・組織によるAI活用の支援や教育があると感じている人では、エンゲージメントが高い人の割合が高い傾向も見られました。
「会社・組織によるAI活用の支援や教育があると感じるか」という設問について、支援や教育があるとあまり感じていない人(n=168)では、エンゲージメントが高い人の割合は39.3%でした。一方で、支援や教育があると感じている人(n=163)では72.4%でした。両者の間には33.1ポイントの開きがあり、割合では約1.8倍でした。
ここでいうエンゲージメントとは、仕事を面白いと感じる、仕事に前向きに取り組める、生き生きと働けているといった、仕事に対する前向きな感情を表す指標です。
この結果から、AI活用を個人の努力だけに任せるのではなく、会社・組織として学びや活用を支援することが、働く人の前向きな仕事感情とも関連している可能性がうかがえます。
図3:AI支援・教育の実感とエンゲージメント 支援や教育があると感じている人(n=163)では、エンゲージメントが高い人の割合が72.4%。あまり感じていない人(n=168)では39.3%でした(33.1ポイント差)。「どちらともいえない」と回答した人(n=160)では43.8%でした。
調査の背景
生成AIをはじめとするAI技術の広がりにより、働き方や業務の進め方は変化しつつあります。
一方で、すべての働く人が同じようにAIを活用しているわけではありません。職種や業務内容、会社の方針、教育機会の有無などによって、AIを活用する機会や使いやすさには違いがあると考えられます。
こうした中で、働く人がAI活用の広がりをどのように受け止めているのか、また会社・組織による支援や教育が、働く人のキャリア不安やエンゲージメントとどのように関連しているのかを確認することは、今後の人材・組織課題を考える上で重要です。
リアルワン株式会社では、働く人500名を対象に、AI活用・キャリア不安・エンゲージメントに関する意識調査を実施しました。
企業への示唆
今回の調査では、
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 製品・サービス:組織診断サービス