イーレックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本名 均、以下「当社」)は、2019年より出資参画し、開発を進めてまいりましたカンボジア王国(以下「カンボジア」)における水力発電事業(以下「本事業」)において、このたび、湛水(ダムへの貯水)を開始いたしましたのでお知らせいたします。

湛水は、発電に必要な水量を貯える工程であり、発電設備の稼働に向けた最終準備段階にあたります。カンボジアでは例年5月から10月にかけて雨季を迎えることから、今後は降雨により貯水を進め、2027年1月の商業運転開始を目指しております。

1.本事業の背景と目的 カンボジアは、東南アジア有数の経済成長を遂げている国の一つであり、豊富な若年労働力を背景に、海外企業からも製造拠点として高い関心を集め、今後も持続的な経済成長が期待されています。一方で、その基盤となる電力供給については、国内発電だけでは需要を賄えず、約20~30%を近隣諸国からの輸入に依存している状況にあります。

本事業は、大規模な貯水容量を有する水力発電事業であり、カンボジア国内の7つの既存主要水力発電所とは異なり、年間を通じて安定した発電が可能である点を特長としています。このため、同国の電力の安定供給に大きく寄与することが期待されています。また、本事業はカンボジア政府からも、同国の今後の経済発展を支える重要なインフラプロジェクトの一つとして位置付けられています。

2.事業概要 所在地:カンボジア王国 ポーサット州 発電出力:80MW 売電先:カンボジア電力公社(35年間の電力売買契約) 総投資額:2億4,000万米ドル ダム形式・貯水量:ロックフィルダム・12億㎥ 運転開始予定:2027年1月

3.今後の展望 当社は、本事業の着実な完工および商業運転開始を通じて、海外発電事業における収益基盤の強化を図ってまいります。あわせて、東南アジア地域における電源開発の知見を活かし、再生可能エネルギーを中心とした事業拡大を推進してまいります。

イーレックスの海外事業について 当社は、ベトナムおよびカンボジアにおいてバイオマス発電所の建設等、脱炭素にむけた事業展開を推進しております。これは両国の脱炭素に貢献するだけでなく、エネルギー自給率の向上や雇用の創出にも資するものと考えております。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:カンボジア電力公社